この時期、ぼちぼち年賀状の追い込みに入っている方も多いかと思います。でも、いざ年賀状を作成しようと、筆ぐるめを起動してみたら、「お使いの環境ではこの筆ぐるめを使用することはできません。」と表示されて起動できない.... そんなケースについてご紹介いたします。
ご利用環境によってできることがだいぶ違うようなので、ご注意ください。
【プレインストール版の場合には注意】
富士通や、NEC、東芝などのPCだったりすると最初からこの筆ぐるめがプレインストールとしてついているケースがあります。その場合には、その購入時期によって搭載されているバージョンが異なりますので、まずはバージョンの確認と、そのバージョンのアプリが現在の環境で使用可能なものなのか?を確認する必要があります。
今年の1月に年賀状作成した時には使えたのに....
といっても、その後 OSのアップグレードなどでサポート対象外になってしまうケースもあります。筆ぐるめに限ったことではありませんが、特に筆ぐるめの場合には、OS のバージョンが上がったことで、動作しなくなる、再インストールができなくなる といったことがよくあります。
-- 筆ぐるめの動作環境:
現在販売されている最新版は、筆ぐるめ Ver.31 になります。Windows10 Ver.22H2 以降(Windows11 Ver.22H2/23H2)のみがサポート対象となります。それ以外の環境では動作保証対象外です。
Windows 10 のサポート状況を見ると、筆ぐるめVer.25あたりだったりすると、Windows 10 Ver.21H2 あたりがギリギリのようですが、ご存じのように Windows 10 Ver.21H2 は、2023/6/13 にサポートが終了いたしました。
これに伴い、Ver.22H2 などに Upgrade が要求されてたわけですが、Ver.22H2 になると、筆ぐるめ Ver27 以降でないと動作保証対象外となります。
特に2019年ぐらいのPCで、最初からついていた筆ぐるめだったりする場合には、こうしたことで、動作しなくなるケースが考えられますので、注意が必要です。
-- ストアアプリ版のケースもある:
プレインストールされている製品には、Microsoft Store から提供されている製品もあったりするようです。NECのPCで確認しましたが、この場合には、プレインストール版であってもサポート対象外のOSだと、インストールはできなくなるようです。
NECのPCの場合、「"筆ぐるめが起動しない"のサポート情報検索結果」サポート情報を検索してみると、Ver.25からは、Microsoft Store 経由でのインストールになるようです。
【新たに購入するか?別のアプリを利用する】
基本的には動作しなくなった場合には再インストールが必要になるケースが大半のようです。
富士通や、Dynabookなど一部のPCの場合には、MSI版が搭載されているので、インストーラーを起動すれば再インストールもできるかもしれませんが、動作保証対象外となったバージョンをあえて再インストールして利用されるよりは、これを機に最新バージョンに買い替えるか、別の製品を検討するか? が必要になってきます。
今までの筆ぐるめの住所録も起動しなければ、バックアップすることもできないわけですが、同じ筆ぐるめであれば、住所録やはがきのデザインのデータはそのまま新しくインストールしなおしたものでも利用可能です。
<参照>
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