2023年12月02日

ブラックフライデーなどのポップアップ広告が画面の右下に表示される

まもなくブラックフライデーは終了するので、ブラックフライデーがらみの広告は表示されなくなると思いますが、数週間前から一部のPCで、頻繁に "ブラックフライデー" のポップアップ広告が表示されるようになりました。

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Corel ともある広告なので何かのアプリから出ているんだろうな?とは思っていましたが、確認してみたところ、今回の広告の犯人は "Corel Update Helper" でした。

犯人が分かってしまえば、意外と簡単に公式サイドのコメントなども見つかったりするんですが、通知領域を見てもそれらしいものもないし、また "閉じる" ボタンで終了すれば消えてくる。"ブラックフライデー" の期間だけならまぁいいかなぁ?なんて思ってもみましたが、機会あって調べることにしてみました。


【"Corel Update Helper" とは?】

Corel 製品が導入されているPCにはあるようで、製品の更新情報や広告などを表示するためのプログラムのようです。Windows 版ばかりではなく、Mac 版の Corel 製品を入れている環境でも発生するもののようです。

ポップアップ広告を頻繁に表示させるので、おかしなマルウェアが入ったりしているのかな?とつい思ってしまいがちですが、定期的に広告やアップデートに関しての情報が表示されるものの決しておかしなプログラムではないようです。


【"Corel Update Helper" を設定する】

まぁ決しておかしなものではないと分かったし、自分が使用している製品のアプリから、更新情報や、製品の情報が表示されるだけと思えば、いちいち面倒でも閉じればいいわけですが、それでも頻繁に表示されるのは、毎回閉じないといけないし、さらにあまり気持ちがいいものでもありません。

ということで制御方法について確認してみました。

Corel の Knowledge Base でも正攻法でダメならプロセスを停止するなり、フォルダを削除するなどの方法も案内しているところにはびっくりしましたが、通常はそこまでしなくてもいいようです。
  1. Corel 製品から設定を変更する
  2. Corel Update Helper を無効にする
といった方法があります。ということで、まずは正攻法から....


1) Corel 製品から設定を変更する:

まずは正攻法から。Corel 製品をいったん起動して、ヘルプメニューから行います。「Corel アップデート ヘルパーの環境設定を変更する方法」(Corel Knowlage Base)によれば、製品によっても若干異なるようです。

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今回手元にあった Corel Draw で確認すると、上記のように設定変更ができました。

Corel アップデート ヘルパーの環境設定を変更する方法」でも紹介はされていますが、その他 Corel WinDVD、Painter、PaintShop Pro、Video Studio などの Corel 製品が導入されている場合には、それぞれのプログラムから確認してみてください。


2) Corel Update Helper を無効にする:

広告の停止方法」(Corel Knowlege Base)にもありますが、こうしたポップアップメッセージを表示させているのは、冒頭でもご紹介した "Corel Update Helper" というプログラムです。

この中で、「Corelのメッセージウィンドウは、製品アップデート情報の案内やアップグレードのご案内などが表示されますが、以下のような方法で Corel Update Helper を無効にすることで、メッセージウィンドウを表示させないようにすることが可能です」として具体的な方法が紹介されています。

-- バックグラウンドで実行されているタスクを確認:

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まずは実際にこの表示があるときにタスクがあるのか?確認してみました。タスクバーの通知領域にはそれらしいアイコンはないものの、タスクマネージャーには、いますね.... これを右クリックして終了すれば、ポップアップ広告も消えてくれます。

--タスクスケジューラで無効化:

スタートアップアプリやサービスとして実行されているというよりも、"タスクスケジューラ" で管理されているようです。

1. スタートボタンを右クリックして、"コンピューターの管理" をクリックして開きます

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2. 左ペインのシステムツール>タスクスケジューラ>タスクスケジューラライブラリとクリックします

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3. Corel Update Helper を右クリックして、"無効" をクリックして、無効化します。2つあるようなので、2つとも無効にしてください


広告の停止方法」(Corel Knowlege Base)にもありますが、タスクスケジューラをどうやって起動するか?の違いだけです。ちなみにここの場合には、

1.  Windowsキー+R として「ファイル名を指定して実行」のダイアログを表示し、"名前" のところに、"taskschd.msc" と入力します

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2. タスクスケジューラーが起動してきます

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他にも、スタートボタン>すべてのアプリ>Windowsツール とクリックすると一覧が表示されますので、そちらからも「タスクスケジューラ」を起動できます。


-- Mac版の Corel 製品の場合:

実は、Windows 版 以外にも 当然ながら Mac 版にも Corel の製品があります。例えば、Painter といった製品を Mac でご利用いただいてたりすると、Mac 版でも、Corel Update Helper がポップアップ広告を表示させるようです。


上記は記事としては古いものですが、一応参考になるかと思います。

ライブラリ>Preferences>com.corel.CUH と開くとここに、"CUH.app" があるようです。

とりあえず Preferences フォルダにある
  • com.corel.CUH
  • com.corel.CUH.update
の2つのフォルダごと、Preference フォルダから移動してしまえば起動してこなくなるようです。

ただし、削除するとどうなるか?この辺りは何とも言えませんので、いつでも戻せるように、どこかに保存しておいたほうがいいかもしれませんね。


こうしたポップアップ広告って、これ以外にも、ソースネクストアップデートなどからも表示されたりしますが、今回のものは、Corel からのものでした。Corel の Knowledge Base でもこうして、"Corel Update Helper" の停止を案内しているので、停止しても、特に問題ないってことなんでしょうね。


<参照>



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ソースネクスト


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