Windows が起動する時に、自動的に起動してくるプログラムのことを一般的に "スタートアップ" プログラム と呼んでいます。
その一例が、上記の画像にもあるような、タスクバーの "隠れているインジケーターを表示します" のところをクリックすると表示されるアイコンになります。もちろんタスクバーの通知領域に表示されているものも、スタートアッププログラムに該当しますし、またこうした場所に表示されずに密かにバックグラウンドタスクとして常駐してしまうものもあったりするので、これらがすべてではありません。
【PC自体の動作も左右する】
さてこうしたスタートアップのプログラムは、当然 PC 起動時に読み込まれるものなので、数が多ければ、起動して操作ができるようになるまでに時間がかかりますし、時にこうしたプログラムが正しく動作しなくなって、PC 起動時に訳の分からない エラー表示を出したりすることもあったりします。
こうしたプログラムは少ないに越したことはないわけですが、必要なものもあるので一概に何でもかんでも止めるわけにもいかないところでもあったります。
【スタートアップのプログラムを制御する】
さて今回、Windows の基本操作 Vol.2023-10-2 では、Part 1 としてこうしたスタートアップで起動してくるプログラムの管理について取り上げます。
上記サイトにもあるように、スタートボタン > 設定 > アプリ > スタートアップ と辿っていくと、その ON/OFF の切り替えが可能です。
-- タスクマネージャーで制御する:
サポートサイトにて紹介されている方法のほかにも、タスクマネージャーから "スタートアップ" タブ を開いて行うことも可能です。
スタートアップタブに表示されたプログラムを選択して、タスクマネージャーの右下にある、"無効にする" あるいは "有効にする" をクリックし手その動作を制御します。
【その他の方法】
こうした基本的な方法のほかにも以下のような方法もあります。
1) アドレスバーや、ファイル名を指定して実行 から行う:
アドレスバーや、Windows+R として、"ファイル名を指定して実行" のダイアログを開いて、"shell:starup" と入力して、エンターをクリックすると、エクスプローラーにスタートアップが表示されます。ただしこちらにはすべてが表示されるわけではありません。
2) レジストリから操作する:
ユーザーごと:
・HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
共通:
・HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
・HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
・HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
ちなみに、"WOW6432Node" は、64ビット版のWindows上で、32ビットのプログラムがスタートアップに登録されたときに表示される場所です。
レジストリまでいじらなくてもたいていの場合には基本的なメニューから制御が可能なはずです。
<参照>
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