ウィンドウズ・エクスペリエンス・インデックス(Windows Experience Index)って聞いて懐かしい〜!って思われる方もいらしゃるかもしれませんね。
かつて、Windows 7 のころだと、コントロールパネル > システムとセキュリティ > システム と開いて、"Windows エクスペリエンスインデックス" とクリックすると表示されていたあのスコアです。
Windows 10 になってからはすっかりご無沙汰だったわけですが、先日、Windows Team の Facebook の投稿を見ていたら以下のような「【エクスペリエンス インデックスを確認する】」というタイトルの投稿がを見かけました。Windows 11 でも利用もできるんだよ? というこの機能。
改めて、Windows 10 & Windows 11 にて確認してみました。
-- ウィンドウズ・エクスペリエンス・インデックスとは?:
まずは、"ウィンドウズ・エクスペリエンス・インデックス" をご存じない方のために簡単に説明しておきます。
"ウィンドウズ・エクスペリエンス・インデックス" とは、いわゆるベンチマークといって、そのPCの能力を表示してくれる機能です。詳細な情報まで表示されるわけでもないので、巷の専門のベンチマークアプリに比べれば簡易機能ということになりますが、現在のPCのハードウェアの状況を評価してくれる一つの目安となる機能であることには違いありません。
-- どんな内容が確認できるのか?:
今回ご紹介する PowerShell による方法ですが、Windows Teamの投稿にもありますが、
- CPUScore:プロセッサ(CPU)の速度スコア(1秒あたりの計算)
- D3DScore:ゲーム用グラフィックスの3D処理のスコア(Windows 8.1/10/11では計測されない)
- DiskScore:プライマリハードディスクのスコア(データ転送速度)
- GraphicsScore:グラフィックスの2D処理のスコア
- Memory:メモリのスコア(1秒あたりのメモリ操作速度)
といったものの評価が確認できます。
「ディスクとメモリーのサブスコアが低い場合は、パフォーマンス低下の原因になっている可能性があります」とか、「ハードウェア交換・増設後の計測や、複数の PC を比較」として利用することで、現在使用中のPCを評価するための一つの目安ともなるものです。
【PowerShell を利用して、Windows 10/11 で実行してみる】
では、Windows 10 /Windows 11 でのその実行方法を見ていきましょう! 以下の画像は、Windows 10 のケースですが、Windows 11 でも基本的な作業は一緒です。
- スタートボタンを右クリックして、「Windows PowerShell (管理者)」を起動します
もし右クリックしても表示されない場合には、スタート>Windows PowerShell と辿って、Windows PowerShell を右クリックして、"管理者として実行" をクリックして起動します
- 続いて、「get-ciminstance win32_winsat」のコマンドをコピーして貼り付けて、Enter を押します
- ウィンドウズ・エクスペリエンス・スコアが表示されます
さらに詳しく調べたい場合には、「winsat formal」と入力して、Enter をすれば、さらに詳細な情報が確認できます。ここまでくると、一般のユーザーではなかなかどう評価していいものなのか? 理解しきれないところもあると思いますので、スコア表記された数値の方がわかりやすいかもしれませんね。
お恥ずかしながら、うちのしょぼいPCなわけですが、ディスクのスコアや、グラフィックスなど15年もののPCなのでかなり低いことが確認できますね。まぁ、とりあえず事務作業する上ではブンブンうなりながらでも今のところは、Windows 10 で動いているのでよしとします。
ちなみに、Windows 11 の場合には、スタートボタンを右クリックして、"ターミナル(管理者)" をクリックするか? あるいは、スタートボタンから、すべてのアプリを開いて、"Windowsツール" とクリックして開くと、"Windows PowerShell" がありますので、右クリックして、"管理者として実行" から起動してみてください。
こちらのPCを見てちょっと安心しました。
<参照>
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