Office Insider Blog にて、US時間6月20日付にて公開された 新たな Excel の機能についてご紹介いたします。
ご存じのように、Excelのピボットテーブルは、サマリーやダッシュボード、レポートの作成など、そのデータの集計が簡単にできる Excel の最も強力な、そして基本的な機能の1つです。
そんなピボットテーブルですが、残念ながらこれまでのピボットテーブルでは、データ型とセル内の画像について、こうした最新のコンテンツタイプには対応しておらず、テキスト記述でしか使用できませんでした。
今回の更新によりピボットテーブルの行や列には、画像やデータ型がそのまま表示させることが可能になります。また、ソース・データと同じインタラクション(イメージ・カード、データタイプ・アイコン、データタイプ・カードなど)も使用できます。
商品の売上サマリー、ポートフォリオ、スポーツチームの分析、あるいはアートワークや趣味のコレクションなど、ビジュアルなヘッダーを追加したいピボットテーブルでこうしたデータ型の使用ができるようになりますので、Excel のピボットテーブルがより視覚的でわかりやすいものになるものと思われます。
-- 利用可能な製品:
- Windows版:Ver.2307 (ビルド16609.20000) またはそれ以降
- Mac版:Ver.16.74 (ビルド23060401) またはそれ以降
となっています。
現時点では、Windows 版にしても、Mac 版にしても、バージョン的には、Office Insider Beta Channel が対象になるようです。
注意)ここで使用されている Image 関数は、Microsoft 365 サブスクライバー向けの機能になりますので、Excel 2016/2019/2021 などでは利用できません。
<参照>
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