Windows 11 Ver.22H2 以降をご利用の方は、Windows Update の画面をご確認になって、すでに変わっているのにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、Windows Update に新たな機能が追加されました。
上記の画像は、Windows 11 上の Windows Update の画面です。
スタート > 設定 > Windows Update
と開いたところ。
ご覧いただくと一目瞭然ですが、"その他のオプション" のところに、「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」と言う項目が追加されました。画像では "オン" にしてありますが、デフォルトでは "オフ" となっています。
こちらの設定、右の画像にもありますが、以前から、Windows Update の "詳細オプション" のところに、"その他の Microsoft 製品の更新プログラムを受け取る" と言った設定もありました、これとも異なるようです。
ちなみに、手元にあった Windows Insider Canary Channel の Windows Update の画面を見てみると、こちらは以前と同様。比べていただくと、その違いがおわかりいただけると思います。
【よりいち早く、そしてスムースに更新プログラムを提供】
「Get Windows updates as soon as they're available for your device」と題した Web ページによれば、Windows 11 の新機能と拡張機能をより頻繁にリリースすることで、継続的なイノベーションを提供することを目的としているようです。
現在、Windows Update では、非セキュリティの更新プログラム、修正プログラム、改善プログラム、機能拡張を提供することで、さまざまなタイミングで新機能が追加されています。今回追加されたこの新しいアプローチにより、具体的にどんな感じなのかはあまり触れられていませんが、 "updates may be gradually rolled out to devices" とあるように、よりスムースに提供されるようになるのでしょうね。
一応、「What should I expect after turning the toggle on?」によれば「As with past updates, we respect your active hours. Changes enabled via the cloud take a couple seconds to install, so they won't interrupt your work or spend device resources. Restarting can be scheduled at any time that's convenient for you. 」とあり、あまり具体的なことはありませんが、ご利用のデバイスで利用できるようになった時点でスムースに、その適用が開始されるようになるようです。
セキュリティの更新プログラムは順次自動的に適用されているわけですが、これは以前と変わりありません。これに加えて如何に速やかに非セキュリティの更新プログラムなどを各デバイスに提供できるか?
今回はこうしたものへのアプローチの一つになるようです。
【更新】
今回これが加わったのは、"KB5025305" によるものでした。
この更新プログラムは、CリリースとかDリリースと呼ばれる月末に配信されるオプションの更新プログラムです。事前にプレビューとして提供されているものなので、自動でインストールはされません。これを適用しない限りは、今回ご紹介した設定にはなりません。
また今回の更新プログラムには既知の問題も確認されているものがあります。
- Windows 11 でプロビジョニング パッケージを使用すると、バージョン 22H2 (Windows 11 2022 Update とも呼ばれます) が期待どおりに機能しない可能性がある
- Windows 11、バージョン 22H2 では、サイズの大きな複数ギガバイト (GB) ファイルのコピーが完了するまでに予想以上に時間がかかる場合がある
うちの場合には特に問題ありませんが、Windows 11 Ver.22H2 の既知の問題については以下のサイトもご参照ください。
【2023/04/28更新】
ちなみに今回の更新プログラムは以下のような感じで表示されます。
<参照>