Windows Insider 向けに提供されている Build 22624.1546 から、スクリーンショットの撮り方が、Snipping Tool に統一されるようになりました。
画面のスクリーンショットを取る方法として、手元の Windows 10 Ver.22H2 を見てみると現在は、
- Print screen キーを使う
- "切り取りとスケッチ" を使う
- "Snipping Tool" を使う
といった方法があります。この中でも、Print Screen キーを利用した方法って昔からある方法ですから、使い慣れている方も多いのかもしれませんね。
-- Print Screen キー:
- Print Screenキーのみ -- 画面すべてをキャプチャー
- Altキー + Print Screenキー -- 指定した画面のみをキャプチャー
といった使い方になります。ただし画面キャプチャー用のアプリなどが導入されていた場合にはこの限りではありません。
【"Build 25346" で確認してみた】
ということで、手元にある Canary Channel Build 25346 で確認してみました。
- Print Screenキーのみ -- Snipping Tool が起動
- Altキー + Print Screenキー -- 無反応(キャプチャーもできない)
という状況でした。デフォルトの設定ではすでに、Snipping Tool が起動してきました。
-- 設定変更は可能:
「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22621.1546 and 22624.1546」の中でも紹介されていますが、一応この設定は変更もできるようになっています。
- スタート > 設定 > アクセシビリティ > キーボード と開きます
- "Print Screen キーを使用して Snipping Tool を開く" をオフに変更します
こうすることで、従来通りの Print Screen キーでの操作は可能になります。
【実は設定変更も可能になっている】
あまりこの "アクセシビリティ" の設定って見ることはありませんでしたが、実は "Print Screen" キーを押した時に "画面領域切り取りを開く" という設定自体は、すでに Windows 10、Windows 11 ともにあったりします。ただしデフォルトでは、オフになっています。
-- Windows 10(Ver.22H2):
スタート > 設定 > 簡単操作 > キーボード
と開くと、"プリント スクリーンのショートカット" という項目がありますので、"PrtScnボタンを使用して画面領域切り取りを開く" を "オン" にします。
-- Windows 11(Ver.22H2):
スタート > 設定 > アクセシビリティ > キーボード
と開くと、"プリント スクリーンのショートカット" という項目がありますので、"PrtScnボタンを使用して画面領域切り取りを開く" を "オン" にします。
-- ここを有効にすると?:
設定変更した場合、PC自体の再起動が必要になるようですが、Windows 10 Ver.22H2、Windows 11 Ver.22H2 の両方で確認する限りでは、この設定により、Snipping Tool が起動してきます。
【Snipping Tool で動画として録画をしたい】
ちょっと前にも「Snipping Tool の録画機能が通常バージョンにて使えるようになりました」にてご紹介しましたが、Windows 11 の Snipping Tool には、動画でのキャプチャー機能もあります。
ただし、Print Screen キーで呼び出せるのは、あくまでも画面のキャプチャー機能(静止画)だけになりますので、"動画" として録画する場合には単独で Snipping Tool を起動する必要があります。
ちなみに上記画像にもあるように、Windows 10 の Snipping Tool には動画として記録する機能はありません。ただし Print Screen で呼び出せるキャプチャーの機能自体は、Windows 11 と同じのものになります。
<参照>