続いては、macOS の更新情報です。今回は異例の早さで次の更新プログラムが到着しております。
- 3/28 macOS Big Sur 11.7.5 & Safari 16.4
- 4/7 Safari 16.4.1
でしたので、まだひと月もたっていません。さてどちらかといえば Safari の更新が先行して到着して、本日 macOS Big Sur の更新が到着したということになります。
・macOS Big Sur 11.7.6
「Apple security updates」によれば、
macOS Big Sur 11.7.6 | macOS Big Sur |
macOS Monterey 12.6.5 | macOS Monterey |
iOS 15.7.5 and iPadOS 15.7.5 | iPhone 6s (all models), iPhone 7 (all models), iPhone SE (1st generation), iPad Air 2, iPad mini (4th generation), and iPod touch (7th generation) |
にあるように、macOS Monterey、iPhone 6s などに更新プログラムが到着しているようです。
なお今回の更新ですが、macOS Big Sur の場合更新内容的には、アプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性が確認されたための更新とのことです。Apple側では、すでにこの問題が活発に悪用された可能性があるという報告を認識しているようです。
早急の Update が必要になります。
Apple 製品は、基本的にサポート終了を明確に発表していません。ただし、macOS 的には、実際のところ macOS Big Sur 11.0 以前のものはすでにサポートも終了しており、今回のような不具合が発見されても修正されることはありません。
最近は今回の不具合のように macOS の不具合を介して悪用される例が頻繁にあるので、常に最新の状態で使用することが推奨されます。
こうしてサポートが終了した OS 向けには、各アプリのメーカーもサポートしなくなります。当然ながら Microsoft の Office 製品はもとよりブラウザなど利用できないアプリも増える一方です。インターネットのWebサイトも古いPCではまともに見ることもできなくなります。基本的には最新の OS から遡って3つまでしかサポートはされないので、古いものは早急に買い替えを検討する必要があります。
動くからいい... などといっていると、巡り巡って他の人にも迷惑をかけることになるし、そして最終的に自分のところに降りかかってくるので、くれぐれも、そうした古いものは使用しないようにしましょう。
予期せぬ犯罪に巻き込まれない、そして加担しないためにも、利用者である以上注意を払うべきです。
<参照>
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