2023年03月25日

数式アシスタントカードで関数入力のエラーを軽減

Excel for the web に関数式を入力するための補助ツールとして、数式アシスタントカードの機能が搭載されたことが紹介されておりました。以前に、デスクトップ版の Excel では、「Excel の計算式の確認がより分かりやすくなる」にあるように、数式入力の際に計算式の確認を補助してくれる機能が搭載されたことをご紹介しました。

20230325-1-1.jpg 20230325-1-2.jpg

今回の機能は、Web 版の Excel である "Excel for the web" に搭載されているもので、引数の説明などの細かな説明を表示してくれるアシスタントカードが表示されるというものになります。

試しに手持ちのOffice の更新情報をメモしているExcelファイルに、Vlookup を利用して更新日から、ビルド番号を表示させる数式を設定してみました。

20230325-2-2.jpg 20230325-2-1.jpg

更新日を入力すればビルド番号が検出されるものという単純なものですが、VLOOKUPを利用して計算式を設定してみると、上記の右の画像にあるように "アシスタントカード" が表示されました。

20230325-2-3.jpg

ここで表示された "アシスタントカード" には、VLOOKUP 関数に関する
  • 説明:関数の説明
  • 例:引数を設定した場合の一例と説明
が表示されます。"" のところでは、VLOOKUP関数の例でいうと、
  • 検索値
  • 範囲
  • 列番号
  • 検索方法
といった引数の詳細な説明が表示されます。上記の例でいうと、ちょうど数式の中でデータ範囲のところをクリックしているので、アシスタントカードのところも、"範囲" のところが選択されていますね。

もちろん検索ボックスに、"VLOOKUP" と入力してヘルプを表示させれば、作業ウィンドウが表示されて、ヘルプに Microsoft Support の情報も表示されるので、そちらからも関数に関する情報を入手することもできるわけですが、Webサイトを検索したり、ヘルプを見たりするよりは、ちょこっとど忘れしたな? とか、計算式が誤っておかしな計算結果が表示されるようなケースで計算式を見直さないといけない場合にはこうしたアシスタントカードは便利かもしれませんね。

また表示されたアシスタントカードは、マウスでドラッグすれば移動も可能なので、邪魔にならない場所に表示させておくことも可能です。Windows でも、Mac でも利用可能な Excel for the web の機能でもあるという点もポイントですね。

Techcommunity のブログによれば、今後この機能はデスクトップ版にも展開が予定されているようです。
 

<参照>



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posted by クリック at 19:56| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Excel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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