いろいろあって、セキュリティソフトをアンインストールしようとするとツールを探すにも一苦労。といことで、自分用にセキュリティソフト各社が提供している専用の削除ツールのリンクをまとめてみました。
1) Norton セキュリティ:
Norton の場合には、Norton Remove and Reinnstall(NRnR.exe)が用意されています。「ノートン削除/再インストールツール」ということで、再インストールも念頭に置かれているツールです。
拡張オプションをクリックすれば、"削除のみ" も選択できます。通常再インストールを前提に削除されるのであれば「削除及び再インストール」をクリックすれば、削除後引き続き再インストールも始まるようです。
Mac 向けにはアンインストールツールはなく、手動での削除が必要になるようです。
2) Kaspersky:
Kaspersky については、Windows デバイス向けには、「kavremover」というツールが用意されています。通常プログラムのアンインストールで削除した場合には、アクティベーションコード(ライセンス情報)はデフォルトで保持されるので、再インストールの際には、アクティベーションの必要もないのですが、このツールを利用して削除した場合には、再度アクティベーションも必要になります。
3) McAfee:
McAfee の場合には、「MCPR」という専用の削除ツールが用意されています。Mac版の場合には、アプリケーションの中に、McAfeeのアンインストーラーがありますので、こちらを利用して削除します。
4) ウイルスバスタークラウド:
ウイルスバスターでは、アンインストールツールのリンクをクリック。VB2022_1770_win_jp_Tool_UninstallTool_hfb0001.exe というツールがダウンロードされますので、ファイルを開くと解凍されてしばらくすると、「トレンドマイクロサポートツール」が起動してきます。
ちょっと面白いのは、この画面から、"その他のツール" をクリックするとトレンドマイクロが提供する Rescue Disk や、"各製品共通テストウイルス" なんていうものまで提供しているんですね。
5) ESET:
さて最近何かとトラブル続きの ESET ですが、ESET でも、Windows 向けには専用のアンインストールツールが提供されています。
ということで、今回はセキュリティソフトの削除ツールを整理してみました。
【追加】
参考までに、Norton の場合、確認したところ専用のツールで削除しても Norton Download Manager というツールがインストールされて、再起動後、再インストールを求めてくるようになるようです。
再インストールする場合には便利かもしれませんが、ちょっと邪魔くさいので削除方法を確認してみました。
--プログラム本体の場所:
Cドライブ>ユーザー>(ログインユーザー名)>パブリック>パブリックのダウンロード
のところに自動的に保存されているようです。再インストールすることがなければ削除しても問題ありません。
--スタートアップの登録解除:
スタートアップに自動的に Norton が登録されるようです。一度専用の削除ツールで削除してますので、プログラムのアンインストールなどを開いても、Norton はないのですが、スタートアップからパブリックフォルダのツールを呼び出すようになっているので、手動でレジストリエディタを開いて、Norton のエントリーを削除する必要があります。
通常は、
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
を開いて、Norton というエントリーを削除します。
レジストリをいじりたくない....場合には、タスクマネージャーからスタートアップアプリの設定画面を開いて、Norton という項目を無効にしておく必要があります。
--タスクスケジューラーのエントリー:
Norton を削除しても、タスクスケジューラーにエントリーが残ることもあるようなので...
スタートボタンを右クリック > コンピューターの管理 と開いて、タスクスケジューラライブラリを開いて、Norton のエントリーが残っていたら削除しておきましょう。
なんか? Norton の場合には、削除ツールで削除してもいろいろ残るようですね。
<参照>
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