2023年02月09日

在宅ワークでも気兼ねなく利用可能になった? Microosft 365 Family

2023年1月になって、Microsoft Office 365 コンシューマー サブスクリプションの Office サービスおよびソフトウェア の「Microsoft License Terms」が新たに更新されました。

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ここで注目すべきは、「Microsoft 365コンシューマーサブスクリプション」。

"最終更新 2023 年 1 月" の "Microsoft License Terms" によると "Microsoft 365 Family" の商用利用に関する取扱いがはっきり明記されるようになりました。


【"Microsoft 365 Family" とは?】

以前、2022年7月に Microsoft 365 Family の販売がスタートした際にご紹介した記事が「いよいよ販売がスタートした「Microsoft 365 Family」」。

一応、家庭向けとして販売がスタートしたこのサブスクリプション。販売当初から「家庭向け」とはあるので、家族利用を念頭に置いたものなんでしょうけど、実際のところ家族じゃないといけないといった細かい表記もないので、この辺りは未だにグレーな部分でもありますが、一方で、"商用利用権" がどうなっているのか?についてもはっきりと明記がないため話題になってました。

というのも、
  • Microsoft 365 Personal:1ユーザー
  • Microsoft 365 Family:最大6ユーザー
と明記されているだけだったからです。もちろんこの表記は現在も一緒です。

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値段的には、Microsoft 365 Personal:¥12,984/年、Microsoft 365 Family:¥18,400/年 なこと、"Family" とついている以上 家庭向けなので "商用利用権" はないものとの認識が多かったようでした。


【6ユーザーで利用可能】

さてそんな Microsoft 365 Family ですが、「Microsoft License Terms」によると、その "商用利用権" についてもはっきりと明記されるようになったようです。当初より、日本国内で販売されているプレインストール版を含む 一般向けMicroosft Office 製品(アカデミック版などを除く)には商用利用権が付いているということだったので、一般向けサブスクリプションの一つなのに Microsoft 365 Family に「商用利用権」が認められていない... というのもちょっと中途半端な状態だったわけですが、明記されていない以上、判断が難しい状況でした。

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そこで今回の「Microsoft License Terms」の "2. ライセンスに関する追加の制限と要件" の "f.非商用利用" のところで明記された「Microsoft サービス規約にある非商用利用に関する制限は、Microsoft 365 サブスクリプションのサービスには適用されません」の部分。

Microsoft 365 サブスクリプションのサービスには、非商用利用制限は適用されないとのことが明記されるようになりました。

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-- いまだにグレーな家族の範囲:

さらに 「Microsoft 365 Family」 の Web サイトを見ると、「2 人以上で使うなら M365 Family が M365 Personal よりお得です! 例えば 6 人で使えば、1 年間 1 人当たり 3,066 円でフル機能が使えます」と。
  • 1人で使用するなら:Microsoft 365 Personal
  • 2〜6人で使用するなら:Microsoft 365 Family
といった位置づけになっているようです。

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ただし、「よく寄せられる質問」のところでは、「最大 5人のご家族と共有」や、「Microsoft 365 Family は、最大 5 人のご家族と共有でき、合計 6 ユーザーまでお使いいただけます」とあるように、家族での利用 を念頭に置いているんでしょうね。
  • 遠方に住んでいる子供のために親御さんが自分で使用する分として、Microsoft 365 Family を導入し、サブスクリプションをお子さんたちと共有する。
  • 逆に、遠方に住んでいる田舎の両親のために、Microsoft 365 Family を購入して、サブスクリプションを共有して使ってもらう。
そんな使い方は、まったくもってOKなわけですね。1家庭に1ライセンス。よっぽどの大家族じゃない限りは十分なライセンス数ですよね?

ということでちょっとまだはっきりしない部分もありますが、一歩前進というとこでしょう。


-- そのインストールは?:

通常のように個別に契約するサブスクリプションと違って、Microsoft 365 Family の場合には、"サブスクリプションの共有" という機能を使用して管理する関係上、インストールする際には、招待メールを送るなどその方法はちょっと異なります。

しかし最大6人で共有できる上、それぞれが Microsoft 365 Personal と同等に使用できることを考えると、非常にお得なサブスクリプションということになりますよね。

Microsoft 365 Family のサブスクリプションの所有者となる管理者は、招待したユーザーを管理することもできるので、特定のユーザーについてサブスクリプション共有を停止する...といったことも可能です。

その流れは以下の手順になります。
  1. Microsoft アカウントの "サービスとサブスクリプション" にアクセス
  2. [共有] ページの [他のユーザー] セクションに移動
  3. 削除したいユーザーを選択し、[このユーザーと共有を停止する] をクリック
** Microsoft アカウントにサインインして、"サービスとサブスクリプション" にアクセスしても、Microsoft 365 Family の契約がない場合には、"共有" ページは表示されません。

また共有されているユーザーが、自分の共有を解除する場合には、
  1. Microsoft アカウント、共有のページにサインインし、 [共有の停止] をクリックします
  2. [サブスクリプションの共有] セクションで、[この共有されたサブスクリプションの使用を中止する] をクリックします
  3. 確認のダイアログ ボックスで [使用中止] をクリックします

Microsoft 365 Family が販売された頃に以下のような動画も ExpertZone Japan(YouTube)で公開されております。Microsoft 365 Personal と Family の機能的な違いなどについては、以下の動画も参考にしてみてください。


これまで明確に、"Microsoft 365 Family" に商用利用権がついているのか?、いないのか? 単にはっきりと明記されていなかっただけなのかもしれませんが、Microsoft 365 サブスクリプションについて "非商用利用に関する制限" が適用されないと明記されたことで、自宅のPCで家族向けに導入した "Microsoft 365 Family" を利用し、在宅で仕事をしてもライセンス的に問題ないことがはっきりしたわけです。

今現在読み取れる範囲で見る限りでは、"Microsoft 365 Family" は使い方によってはちょっと注目な製品になってきましたね。


<参照>



デル株式会社 デル株式会社


自動的に更新されるアプリを使用して、より迅速に作業する/Microsoft 365

posted by クリック at 12:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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