以前、Office Insider の Beta Channel 向けに展開された折にご紹介した IMAGE 関数。
2022年8月26日にご紹介した際には、Beta Channel 向けのブログに紹介されたばかりでしたが、この機能が、先日の12月の Update から利用できるようになりました。
=IMAGE(ソース, [代替テキスト], [サイズ], [高さ], [幅])
という書式になります。
ソース:データの場所を指定します。今回は、Techcommunity と同じように https://〜 という形でアドレスを入力したセル番号を指定していますが、ローカルパスでもOKです。
代替テキスト:画像が表示できない場合や、音声による読み上げなどように代替テキストを指定します。
サイズ:
0 -- セルのサイズに合わせる
1 -- 原型のサイズ(データのオリジナルのサイズのまま挿入)
2 -- サイズを指定する
高さ:"サイズ" のところで、"2" を選択した場合に指定します
幅:"サイズ" のところで、"2" を選択した場合に指定します
-- 注意 --
- サイズのところで、"0" や "1" を選択した場合には、幅や高さは省略します。
- 仮に、"0" や "1" を選択した際に、"高さ" や "幅" を指定すると "#VALUE!" というエラーになります。
- 2" を選択して、サイズを指定する場合には、"高さ" と "幅" の両方を指定しないと "#VALUE!" というエラーになります。
【利用可能な製品】
- Excel for the web 2022/12/22
- Excel for Windows ver.2211(ビルド15831.20190)以降
- Excel for mac ver.16.67(ビルド22102900)以降
の各製品でご利用が可能と Techcommunity Blog では紹介されています。
ただし今回確認した限りでは Excel for the web では、まだIMAGE 関数も利用できません。デスクトップ版で作成したデータを、OneDrive にアップして、Excel for the web で開くと、その時点では一応表示されますが、関数も書き換わっていますが、さらに 引数を一部変更しようとすると エラー(#NAME?)"無効な名前のエラー" となるようです。
Excel の今後のリリース予定を示した「Excel Features Flyer」の中では、US時間 12/22 となっていますが、Web版ではまだ利用できないようです。
こちらについては今後順次展開されていくんでしょうね。
<参照>
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