2022年10月29日

Excel を起動したら 「製品のライセンス認証が取り消されました」と表示された

今回はたまたま Excel だったわけですが、実際には Excel に限ったことではないと思います。

ある時、アプリを起動したら、「製品のライセンス認証が取り消されました」と表示されました。

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タイトルバーに「ライセンスのない製品」と表示されたりするケースは何度か見たこともあるんですが、これは初めて。「Excel を継続して使えるように、今すぐライセンス認証を再実行してください」とも小さく表示されていますね。


【突然落ちたりした後の再起動後などに表示される】

今回のこのエラー、実はこのエラーが表示される前に、Excel 利用中、PCが突然落ちて再起動してしまいました。それに伴うトラブルなわけです。作業中のデータは、回復データを利用して、再起動後に自動回復されましたが、こんなメッセージが表示されたりすると、"何が起きたんだ??" とびっくりしますよね。

-- ライセンス認証さえすればOK:

このエラーですが、単純にライセンス情報が破損して読み込めなくなっただけのようなので、画面に従ってライセンスに紐づいている Microsoft アカウント にてサインインすれば OK です。

1) まずは先ほどのアカウントの画面から、「解決」をクリックします

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2) 続いて、「製品のライセンス認証が取り消されました」というダイアログが表示されますので、現在ご利用の製品と紐づいている Microsoft アカウントにてサインインします。2022年11月10日には無効になるなんて具体的に表示されてますが気にせずに進みます

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3) 「Officeを利用できます」と表示されるので、「はじめに」をクリックして進みます。Microsoft アカウントでサインインしても製品が見つからない場合には、それ以外のアカウントに製品情報が紐づいていることになりますので、「別のアカウントを使用する」をクリックして再度サインインしなおしてください

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4) 正しくサインインできれば、無事ライセンス認証が完了し、通常の画面に戻ります

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【ライセンス認証に関するトラブル】

今回のように何らかの事情で、突然PCが落ちて強制的に再起動がかかってからライセンス情報が正しく認識されなくなるケース以外にも、ライセンス認証にまつわるトラブルは様々。今回のように簡単に回復するケースの方が稀かもしれません。

Deep な内容になるときりがないので、「最近の Office のインストールとライセンス認証に関する問題の修正プログラムと解決策」などをご参照いただくとして、こうしてライセンスが認証されなくなったときに、まず試してもらいたいことをいくつかご紹介いたします。
  1. PCの再起動
  2. Microsoftアカウントでのサインアウト・サインイン
  3. ライセンス情報の削除と再ライセンス認証

1) 再起動:

まずは、Office 製品、Windows や Mac など PC 自体の再起動を試してみます。


2) Microsoftアカウントでのサインアウト・サインイン:

文字通り、いったん現在サインインしているMicrosoft アカウントをサインアウトし、Office 製品を終了。改めて Office 製品を再起動したのち、再度サインインしなおしてみます。


3) ライセンス情報の削除と再ライセンス認証:

ライセンス情報の削除と、ライセンス認証のやり直しになりますが、Windows 版 と Mac 版 では この部分の手続きがだいぶ異なります。


-- Windows 版 Office 製品のライセンス情報の削除

Windows 版の場合には、コマンドプロンプトを利用して行う必要があります。以前に取り上げた記事「Office製品のライセンス情報を削除する」をご参照ください。


-- Mac 版 Office 製品のライセンス情報の削除

今日たまたま、あるお客さんの Office Home & Student 2021 for Mac で、Word for mac を起動したら突然ライセンス認証を求められるようになった...そんなトラブルを見かけました。

確認したところ、当然ながら、Word だけではなく、Excel も PowerPoint も同様。ライセンス認証するようにポップアップもでているものの、クリックしても全く応答なしの状態でした。

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さて Office for Mac 向けには、Microsoft から正式にライセンス情報の削除ツールが提供されています。やはり以前にも取り上げましたが、「
ライセンス情報削除ツール」にあるように「Mac で Office のライセンス ファイルを削除する方法」のサイトより、"ライセンス削除ツールをダウンロードして実行します" のところの "1. ライセンス削除ツールをダウンロードします。"  のところをクリックしてツールをダウンロードして実行します。

ライセンス情報が削除出来たら、改めて 初回インストール時に利用された Microsoft アカウントとパスワードを用意の上、ライセンス認証を行います。

今回遭遇したトラブルもこれで正常に動作するようになりました。

今回ご紹介したライセンス認証にまつわるトラブル解決には、Office の各製品に紐づけされた 正しい Microsoft アカウントとPWが必須です。特にPWがわからないようなケースで、適当に何度も入力して失敗し、アカウントにロックがかかってしまうなどさらに深みにはまってしまうケースも散見されるので、まずは落ち着いて、ご利用の製品がどの Microsoft アカウントと紐づいているのかを確認するところから始めてみてください。


<参照>




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デル株式会社


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posted by クリック at 19:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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