これまでの Outlook for Mac では、スケジューラーなどに予定していた内容の通知を受け取る場合、アプリ内のウィンドウでのみリマインダーが表示されるようになっていました。
さてこれが今後 macOS に標準搭載の通知センターを介してこのリマインダーが受け取れるようになるようです。
従来の Outlook for Mac の場合、「Outlook for Macで通知とサウンドをオフまたは変更する」にもあるように、Outlook の環境設定から設定を行ったばあい、アプリ内では通知が表示されるようになっていました。
一方で、macOS には、「Mac で通知機能を使う」にあるような通知センターもありました。しかし今までの Outlook for Mac にはこの通知センターを通じたリマインダーには対応しておりませんでした。これが今回から利用できるようになったということになります。
macOS ネイティブのこの設定を好むユーザーからの要望を受けての搭載ということになります。
現在私が使用している Outlook for mac は、Office Insider Beta Channel Ver. 16.67.22101200 ということで、すでにこの設定や有効になっておりました。
【Outook/Mac 側の通知設定】
設定に当たっては、Outlook for Mac 側、そして、Mac 側の通知設定の両方で設定を行います。
-- 通知機能の設定:
- Outlook for Mac を起動し、メニューバーの Outlook > ユーザー設定 > 通知とサウンド と入ります
- "イベントリマインダーのスタイル" のところから、"macOS 通知センター" へ変更します
-- 通知のスタイルの調整:
- こちらは、macOS 側で設定します。アップルマーク > システム環境設定 > 通知 として通知のダイアログを表示します
- 左ペインから、Outlook を選択し、右ペインで表示方法などを設定します
デフォルトでは、macOSの通知はバナースタイルを使用するように設定されており、通知は短く表示され、その後スライドして消えるようになっています。通知を画面に表示したままにしたい場合は、macOSの通知設定で通知の種類をMicrosoft Outlookのアラートに変更する必要があります。
【利用可能な環境】
・Ver.16.65 (Build 22091101) 以降の新しいOutlook for Macのすべてのユーザー
うちの場合には、Office Insider Beta Channel なので該当バージョンを大幅に超えていましたので利用できましたが、バージョン的に超えていても利用できないケースもあるようです。
新機能は、順次展開されていきますので、バージョン的にはクリアしていても利用できない場合には、今しばらくお待ちください。
現時点での Office Insider Blog と Office for Mac の リリースノートで確認するかぎり、現在のリリース状況は以下のようです。
- 10/13 配信 Beta Channel Ver.16.67(ビルド22101200)
- 10/03 配信 Current Channel Preview Ver.16.66(ビルド22100201)
- 10/12 配信 Current Channel Ver.16.66(ビルド22101101)
ということで、バージョン的には現時点ではすべてのバージョンはクリアしていることになります。Current Channel Preview については、Web上の情報が更新できていないだけで、少なくとも Current Channel といっしょか? それよりもうちょっと実際にはバージョンが進んでいるものと思われます。
<参照>
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