さて前回は新しい「フォト」アプリについてご紹介しましたが、もともとビデオエディターがかわるよ?ということで取り上げた本記事。本命は、今後 Windows 標準のビデオエディターという位置づけになる、「Clipchamp」なわけです。
ということで今回は、「Clipchamp」について取り上げます。
「ビデオエディター」に変わって、「Clipchamp」が、標準のビデオエディターになることにともなうものなのか? 「Clipchamp」の方にも新たな動きがあるようです。
【新たに「Microsoft 365プラン」が登場!】
通常は、ClipchampのWebサイトをご覧いただくとお分かりいただけますが、Free プランと、Essential プラン となっています。
-- サブスクリプションと紐づいていない Microsoft アカウント:
通常の 無料の Microsoft アカウント でサインインすると、Free プランが選択されることになります。
-- サブスクリプションと紐づいている Microsoft アカウント:
ところが、Microsoft 365 のサブスクリプションと紐づいているアカウントだと一部プレミアムコンテンツが利用可能な 「Microsoft 365 プラン」が適用されるようです。
無料プランと、Microsoft 365 プランですが、上記の画像を比較していただいてもお判りいただけますが、「フィルターとエフェクト」のところが、Microsoft 365 プランの場合には、「プレミアムフィルターとエフェクト」が利用できるようになっています。Essentials プランと比べて違いがあるのかなど細かい点は特に紹介されておりませんが、サブスクライバー向けには一部のコンテンツが利用できるようになっているようです。
【「Clipchamp」のプラン構成とアカウント】
Clipchamp が Microsoft の傘下になった当初、このブログでも、「Windows 11 (Insider版)に搭載された 「Clipchamp」」といった記事でご紹介させていただきました。
--プラン構成の変更:
その当時は、以下の4プランで構成されていました。
- Basic
- Creator
- Business
- Business Platinum
そして、今回から、
- 無料
- Essentials
に変わったわけですが、ここにもう一つ「Microsoft 365」というサブスクライバー向けのプランが追加されているわけです。
料金構成はだいぶシンプルになりましたね。
--利用に必要なアカウント:
こちらも当初とはちょっと変わってきました。
- Microsoftアカウント
- Google アカウント
- Facebook アカウント
- Dropbox アカウント
- Clipchampにユーザー登録したメールアドレスとPW
以前は、上記のように5つのうちのいずれかでの利用でしたが、今後は、
- Microsoftアカウント
- Google アカウント
- Clipchampにユーザー登録したメールアドレスとPW
となっています。サブスクリプションとは紐づかない 無料のMicrosoft アカウント、Google アカウントなどでサインインした場合には通常は、無料プランとして利用が可能になりますので、必要に応じて Essentials プランへのアップグレードを行って利用することになります。
また以前あった
- Dropbox
のアカウントについては、今後数か月のうちに利用できなくなるため Microsoftアカウントなどへの変更が必要になります。
【「Clipchamp」活用にはオフィシャルブログが便利!】
さてこの「Clipchamp」。実際利用してみるとお判りいただけますが、ヘルプなどを開くと日本語のコンテンツなどがなかったりと、まだまだ今一つ日本のユーザーにとってみると使いずらいところがあるのも事実。ヘルプを開いて、翻訳サイトで翻訳して....ってやってたりするのって、面倒ですよね?
さてそんな中、Clipchamp を使いこなすにはどうしたらいいのか? 実は、オフィシャルブログについては、様々な使い方を紹介した記事が上がっています。そしてこちらは、いち早く日本語化されています。
例えば、「音声付きで画面を録画する方法」では、「画面&カメラレコーダー」を利用した動画での画面キャプチャー方法が、ステップを踏んで順に紹介されています。
また「トレーニングセンター」では、YouTube を利用した動画のチュートリアルが用意されています。
-- ブラザでご利用の場合には注意:
さてこの「Clipchamp」。同web サイトを訪れてもあるところから突然ブラウザが対応していませんとなって利用できなくなる部分があります。
こちらにサービスを利用する場合には、Microsoft Edge、または Google Chrome のみに限られるようで、メジャーなものであっても、Firefox では利用できないようです。同じ Chromium ベースの Opera の方は大丈夫でした。
Netscape から使い始めて Firefox になってもメインのブラウザとして使用している自分としては、最近 Firefox はダメっていうところがちょくちょくあるのがちょっと寂しいところです。
<参照>