Excel for the web で作業していて、どうも最近この Excel のワークシートを読み込んで作業していても、応答が悪いな?と感じることがあったりしませんか?
そんな時に利用できるのが、Excel for the web の「パフォーマンスの確認」という機能になります。
Office Insider Blog にて「Check Performance in Excel for the web」というタイトルで紹介されている記事になりますが、この機能自体は Office Insider 向けというより順次展開されていますので、すでにご利用可能になっている方も多いかもしれませんね。
【不要な設定を削除してくれる】
では早速試してみましょう。
1) まずは、Excel for the web でデータを開きます。そして、校閲タブから、「パフォーマンスの確認」をクリックします
2) 作業ウィンドウに「ブックのパフォーマンス」という画面が表示されます。「シート別に確認」のところでは、シートごとに問題点が表示されます
3) このワークシートでは、最適化するべき空白のセルが、N1:P1 にあることが指摘されています。確かに開いてみると、何もないのに塗りつぶしの設定がされていました
4) 「シートの最適化」をクリックしてみると該当セルの塗りつぶしが削除されました、そして再度「パフォーマンスの確認」をクリックしてみると、「ブック最適化済み」と表示されます
【利用にあたって注意も必要】
ただし注意すべきポイントもあります。ワークシートの最適化をするこの機能、「ブック内のセルをクリーンアップする」の中で、「警告」としてありますが、「ブックにピクセル アート専用の 1 つまたは複数のシートが含まれている場合は、シートの最適化またはすべて最適化を使用しないでください」ともあります。
この状態で、最適化してしまうと、ピクセルアートを含むセルは削除されてしまうようです。
もし仮に最適化をしておかしくなってしまった場合には、「元に戻す」ボタンを利用して戻るか? 「バージョン履歴」などから最適化の適用前の状態に戻ってください。
またこんな場合に最適化したら、こんなデータまで削除された...などといった不具合が確認された折には、ぜひフィードバックしてみてください。
<参照>