2022年09月23日

Excel のデータシートのパフォーマンスチェックをする【Excel for the web】

Excel for the web で作業していて、どうも最近この Excel のワークシートを読み込んで作業していても、応答が悪いな?と感じることがあったりしませんか?

そんな時に利用できるのが、Excel for the web の「パフォーマンスの確認」という機能になります。

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Office Insider Blog にて「Check Performance in Excel for the web」というタイトルで紹介されている記事になりますが、この機能自体は Office Insider 向けというより順次展開されていますので、すでにご利用可能になっている方も多いかもしれませんね。


【不要な設定を削除してくれる】

では早速試してみましょう。

1) まずは、Excel for the web でデータを開きます。そして、校閲タブから、「パフォーマンスの確認」をクリックします

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2) 作業ウィンドウに「ブックのパフォーマンス」という画面が表示されます。「シート別に確認」のところでは、シートごとに問題点が表示されます

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3) このワークシートでは、最適化するべき空白のセルが、N1:P1 にあることが指摘されています。確かに開いてみると、何もないのに塗りつぶしの設定がされていました

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4) 「シートの最適化」をクリックしてみると該当セルの塗りつぶしが削除されました、そして再度「パフォーマンスの確認」をクリックしてみると、「ブック最適化済み」と表示されます

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【利用にあたって注意も必要】

ただし注意すべきポイントもあります。ワークシートの最適化をするこの機能、「ブック内のセルをクリーンアップする」の中で、「警告」としてありますが、「ブックにピクセル アート専用の 1 つまたは複数のシートが含まれている場合は、シートの最適化またはすべて最適化を使用しないでください」ともあります。

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この状態で、最適化してしまうと、ピクセルアートを含むセルは削除されてしまうようです。

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もし仮に最適化をしておかしくなってしまった場合には、「元に戻す」ボタンを利用して戻るか? 「バージョン履歴」などから最適化の適用前の状態に戻ってください。

またこんな場合に最適化したら、こんなデータまで削除された...などといった不具合が確認された折には、ぜひフィードバックしてみてください。


<参照>




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posted by クリック at 11:56| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Excel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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