2022年07月27日

VBAを含んだシートを開くと「&H80004005(-2147467259)エラーを特定できません」というエラーが表示されて開けない

先月ぐらいから発生している Excel の不具合。Microsoft コミュニティを見ていると、現在2つの不具合が発生していて、どちらも昨日までの時点では改善されていないようです。

現在発生している不具合は、
  1. Excelところどころ見えなくなった
  2. システムエラー「H80004005」
の2例。その代表的なものを2つほどピックアップしてみました。
1)の例は、データ自体はあるものの表示が乱れるというもの。そして、2)の例は、VBAを含んだシートを開こうとすると、以下のようなエラーが表示されて利用できないというもの。

20220727-2-1.jpg

どちらも現在進行中のエラーです。おそらくフィードバックはされているでしょうから、あとは更新プログラムの到着を待つのみなのですが、このひと月更新はちょくちょく来ていますが、昨日の段階ではまだ改善には至っていないようです。

ただし 1)の表示の問題など利用環境によっては問題ないケースもあるので、必ずしもすべての方がこうしたエラーでうまくいかないというものでもないようです。



【回避策】

冒頭で、今回ご紹介した2つの事例。いずれの場合も現段階では回避策としては、Ver.2205 までロールバックすることぐらいしかないようです。

Office 365(2016)をロールバックする

上記のサイトを参照の上、Office 製品をロールバックします。この際、バージョンとしては、Ver.2205 まで戻す必要があるようなので、

16.0.15225.20288

とすれば、2022年6月14日に提供された Ver.2205(Build15225.20288)まで戻せるはずです。

20220727-2-2.jpg

戻しても、そのままだと、また自動更新がかかってしまいますから、しばらくは、ファイル>アカウント と開いて、更新を無効にしておく必要があります。

現在のチャネルのリリース ノート」をご覧いただくとおわかりいただけるように、この間に提供されている更新プログラムも様々な既知の問題が修正されています。またセキュリティの問題の修正なども含まれています。なのであくまでも一時的な回避策とご理解ください。

なのでこちらを無効にしたままというのも問題。すでにひと月以上たってはいますが、数週間後に修復ができているかなどを Microsoft コミュニティの掲示板などで確認してみて、修正プログラムがすでに提供されているようであれば、再度自動更新を "有効" にして最新状態にしてご利用いただくことをお勧めいたします。


<参照>




デル株式会社 デル株式会社


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posted by クリック at 10:18| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | Excel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一度Excel97形式で保存して、再度開いてマクロ形式で保存し直すと治ることを発見しました。

ちなみに普通に開くとエラーで保存できないのでマクロを無効にしてから開くようにします。するとエラー出ずに開けますので保存します
Posted by いなかもの at 2022年08月09日 19:07
いなかものさん

貴重なご報告誠にありがとうございます。

ここ最近は、この記事へのアクセスも多くなっているので、ご覧になった方にいい情報となります。

重ねてお礼申し上げます。

Posted by クリック at 2022年08月09日 22:57
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