ある日、PCの電源を入れたものの、Windows が起動してこない...
前回終了するときまでは何もなかったのに、ある日PCの電源を入れたときにこんなことになったら呆然としてしまいますね。
今回はそんなときに役立つ Windows の再インストールメディアの作成方法について簡単にご紹介します。詳細な手順は、この後ブログの中でご紹介するリンク先をご覧ください。この分野については、あえてここで長々書かなくても、画像を利用して詳細な手順を紹介しているサイトがたくさんあったりしますので、今回はさくっとそちらのご紹介程度にとどめさせていただきます。
【「再インストールメディア」とは?】
「再インストールメディア」とは、Windows 10 や Windows 11 などの OS が今回ご紹介したような感じで起動しなくなった....そんなときのためのレスキューディスクということになります。
Windows 10 や、Windows 11 のダウンロードサイトから、ツールをダウンロードすればいつでも作成が可能です。
OSが起動しなくなった場合の対処法としては、当然リカバリなどをする前の段階として、セーフモード起動やスタートアップ修復をするなどやってみるべき作業はいろいろあります。
上記のリンク先のようにPCメーカー各社ともそうした情報は充実していますので、詳細はご使用のメーカーの情報をご参照ください。
ということでさて今回は、あくまでも最終手段となりリカバリなどに使用するための「再インストールメディア」の作成に的を絞らせていただきます。
--必要なもの:
「再インストールメディア」なわけですから、"メディア" が必要になります。
メディアとは、一般的には、CDやDVD、USBメモリ、SDカードなどをさします。ただし再インストールメディアの作成の再利用できるのは、USBメモリか、DVDになります。
最近のPCだと、DVDドライブなどがついていないものもあったりします。なので "USBメモリ" で作成するのがいいでしょう。DVDドライブのついたPCをご利用であれば、"DVD-R" でも問題ありません。
容量に余裕をもって、8Gb 以上 の USBメモリ を使用することをお勧めいたします。
再インストール専用のものになるので、専用に1つ用意しましょう。8Gb 程度のものなら 数百円〜1,000円しないものもたくさんあります。
【メディアの作成】
ということでUSBメモリなどのメディアが用意出来たら、さっそく作成に入ります。
Windows 10 あるいは Windows 11 のダウンロードサイトにアクセスして、ツールのダウンロードなどからインストールメディアの作成を行います。
具体的な手順、作業の流れは、以下のサイトよりご確認ください。
Windows 10:
Windows 11:
できあがった「インストールメディア」は、大切に保管しておきましょう。
【「再インストールメディア」の活用法】
文字通り、「再インストールメディア」なわけですから、再インストールに活用するものですが、それ以外にも利用できます。
それが....
- 再インストールメディアで起動してOSの修復を行う
という作業です。
「再インストール」は最後の手段なわけでですが、起動できなくなったPCを、USBメディアで作成された再インストールメディアを利用して起動すれば、修復作業が可能になります。
- SFC、DISMコマンドによる修復
- systemrestet コマンドによるリセット
- システムの復元(RSTRUI.exe)
などなど。
もっともここまでくるとどなたでもできるものばかりでもないと思いますので、ご自身の手に負えない場合にはPCを購入した販売店、PCメーカー、さらには修復などを請負ってくれる専門の業者の方などに任せた方がいいかもしれません。
インプレースアップグレードで、OSの上書きインストールをするのであれば、現在の個人用データを残すことも可能です。
いかがでしょう。再インストールメディア。いざという時のために用意しておくといいですよね。
<参照>
【関連する記事】
- 12月の Windows Update について
- AI を駆使してペイントやノートパッドをさらにパワーアップ
- Windows の基本操作 Vol.2024-11-1 Windowsサンドボッ..
- セキュリティの更新プログラムとその内容
- Windows の基本操作 Vol.2024-09-1 App Data フォル..
- Print Screen の動作と、Snipping Tool との連携
- 「コントロールパネル」が非推奨に! そして将来はなくなる方向へ
- FAT32の32Gb制限が解除
- 新たに更新される「Windows サンドボックス」
- PCを起動したら、BitLocker 回復キーの入力を求められて、PCが起動でき..