もう2ケ月前になりますが、Windows 11 Insider Preview Devエディション(Build 22572) から、「Clipchamp」 という動画編集アプリが組み込まれるようになりました。「Clipchamp」 はオーストラリアのオンライン動画編集アプリを提供している会社が Microsoft グループに入ったことで、新たに Microsoft Store からも提供されるようになったアプリ。
これまで Windows 10 であれば、Windows 標準搭載のフォトアプリの機能として、"ビデオエディター" があったわけですが、例えば以前 Windows Essentials に搭載されていた 「Movie Editor」 程の機能はありませんでした。
そうした点に比べると「Clipchamp」は本格的なタイムラインを利用した動画編集が可能なアプリ。今回 動画の編集にもう一つの新たなる方法が加わったことになります。
今回はこの「Clipchamp」についてご紹介させていただきます。
【「Clipchamp」とは?】
ちらっとご紹介したように、「Clipchamp」 は、オーストラリアを拠点とする企業でオンライン動画編集サービスを手掛けていた会社が提供しているサービスです。こちらの会社が新たに Microsoft グループに加わったことで、Windows 向けに Microsoft Store 経由でもアプリの提供がスタートしました。もちろん引き続きブラウザを介してオンラインでの動画編集も可能です。
オンラインでの編集もさることながら、Microsoft Store 経由で、Clipchamp をインストールすれば、Windows 10 や Windows 11 上でもビデオエディターよりもさらに手の込んだ動画編集が可能になります。
【利用方法】
トップページからログインをクリックし、
- Microsoftアカウント
- Google アカウント
- Facebook アカウント
- Dropbox アカウント
- Clipchampにユーザー登録したメールアドレスとPW
にてログインして利用します。
--無料プラン・有料プラン:
以下のようなプランが用意されています。
- Basic
- Creator
- Business
- Business Platinum
Basic プランは無料なので登録すればすぐに利用可能です。
プランにより利用できる機能が異なるので、詳細はプランの一覧 をご確認ください。
--FAQについて:
FAQのところでは、プランによる機能の違い以外にもいろいろ説明はあるものの、あいにく現状では日本語によるものはないようです。
現時点では、Webサイト自体もすべてで日本語ページが用意されているわけではないようなので、必要に応じて翻訳機能などを利用して確認していく必要ます。そもそもオーストラリアを拠点に展開されていた会社なので無理ないところかもしれませんね。
【ブラウザあるいはアプリで利用可能】
さてこの Clipchamp ですが、実際に利用するにあたっては、ブラウザを利用するか? アプリをダウンロードして利用するか? いずれかになります。Microsoft Store からもアプリが提供されるようになっています。
Windows であれば、Microsoft Store で、他にも iPhone 向けには、App Store、Android 向けには、Google Play からアプリのダウンロードが可能です。アプリ自体は、現在のところ Windows 11 の Insider 版に搭載されるようになりましたが、Microsoft Store からダウンロードすれば、Windows 10 でも利用は可能なようです。
--ブラウザは Microsoft Edge か Google Chrome が必要:
もともとがオンライン動画編集をうたったアプリですので、当然ながらブラウザで利用可能です。ただしこの場合、利用できるブラウザは、Microsoft Edge あるいは、Google Chrome が必要になります。
残念ながら、これら以外のブラウザはサポートされていません。上記のように表示されます。
当初は、エクスポートできる動画のサイズも、480pまでだったものが、現在は最大1080p(フルHD)まで無料のプランでも利用が可能になりました。テンプレートなどは無料プランでは利用できないようですが、基本的な編集ツールは利用できるようですね。
まだFAQをはじめ、日本語のコンテンツも十分じゃないので今後に期待したいところです。
<参照>