Internet Explorer 11 のサポート終了まであと2か月を切りました。Microsoft Edge などへの乗り換えも進んでいらっしゃる方も多いかと思いますが、一方で、これだけ数年前から騒いでいても、一向に進んでいない人もかなり多いようです。
どうせ使うことがないのであれば、いっそのこと削除してしまえぇ〜 なんてことで上記のような記事を過去に取り上げましたが、実は、Internet Explorer 11 を削除してしまうと、Microsoft Edge の Internet Explorer モード(以下、IEモードと略)が利用できません。
そんなこともあって仮に一度、削除してしまった人が、今になってやっぱり Internet Explorer 11 が必要... となり慌てている方もいらっしゃるようですので、一度削除してしまった方が、これを復活させる方法について再度ご紹介させていただきたいと思います。
【Windows 11になっても Internet Explorer が削除されるわけではない】
すでに Windows 11 をご利用の方は、"Internet Explorer" といってもメニューにはそうしたものがないので通常であれば、起動することもないかと思います。あるとすれば、まだ Internet Explorer 11 でないと開けない対応が遅れているサイトを開くために、IEモードとして開くぐらいでしょう。
ただし "IEモード" を利用するためにも、"Internet Explorer 11" 本体は削除するわけにはいきません。なので、Windows 11 であったとしても、"Internet Explorer 11" が削除されたわけではありません。
なのでそんな状況下でもなんとか? Internet Explorer 11 を開こうといろいろ試している人も多く、Internet Explorer 11 を起動されているケースも散見します。
【Internet Explorer 11 の削除と再インストール】
さてでは本題に移りましょう。Windows 11 では最初から利用できなくなっているので、2022年6月に使えなくなる予定の Windows 10 を例に見ていくことにします。
-- Internet Explorer 11 の削除:
1) スタート>設定>アプリ>アプリと機能 と開いて、"オプション機能" とクリックします
2) "インストールされている機能" の中に、"Internet Explorer 11" があるので、こちらをクリックして "アンインストール" をクリックします
3) "アンインストール済み" となれば削除が完了。一度再起動すれば完了です。
-- Internet Explorer 11 の再インストール:
1) スタート>設定>アプリ>アプリと機能 と開いて、"オプション機能" とクリックします
2) "インストールされている機能" の中には、すでに "Internet Explorer 11" はないので、"機能の追加" をクリックし、"Internet Explorer 11" にチェックを入れて、下部の "インストール" をクリックします
3) しばらく "インストール中" と表示され、"インストール済み" となれば完了です。あとは画面にもありますが、PCを再起動します
というのがまずは通常の方法になります。
【コントロールパネルから削除すると....】
さて問題は、プログラムをコントロールパネルから削除した場合です。プログラムの削除方法としては、設定から進む以外にも、従来からの方法でコントロールパネルからも行えます。
-- Internet Explorer 11 の削除:
1) "ここに入力して検索" のところに、"con" と入力すると、"コントロールパネル" が表示されますのでクリックして、コントロールパネルを開きます
2) プログラムのアンインストール>インストールされた更新プログラムを表示>Windowsの機能の有効化または無効化 とクリックします
3) "Windowsの機能" のダイアログが表示されますので、"Internet Explorer11" のチェックをオフにします。他のプログラムに影響が出ますよ?と表示されますが、"はい" をクリックすれば、チェックが外れます
4) 昨日の更新が画面が表示され、その後、"今すぐ再起動" ボタンが表示されますので、クリックして再起動すれば完了です
とここまでは、以前ご紹介した "Internet Explorer を削除する" と一緒ですが、その後の再インストールはまたちょっと以前とは状況が変わってきていました。
こうして削除したはずですが、どうも、設定>アプリ>アプリと機能>オプション機能 と開くと、"Internet Explorer 11" が残ったままです。ただし、Cドライブ>Program Files>Internet Explorer と開くと、 "iexplorer.exe" はなくなっています。なのでなくなっているんでしょうね。 コントロールパネル>Windows の機能の有効化または無効化 と開くとオフになっています。
ちょっとこの辺りは以前と状況がまた変わってきているようです。
-- Internet Explorer 11 の再インストール:
以前であれば、コントロールパネルからは再インストールができなかったので、設定>アプリ>アプリと機能>オプション機能 と開いて再度有効にする必要があったわけですが、状況が変わって、再度 削除するときと同じようにコントロールパネルから有効にしていく必要があるようです。
コントロールパネルを開くところまでは、インストールするときと一緒なので省略させていただきます。
1) プログラムのアンインストール>インストールされた更新プログラムを表示>Windowsの機能の有効化または無効化 とクリックします
2) "Windowsの機能" のダイアログが表示されますので、"Internet Explorer11" のチェックをオンにします。他のプログラムに影響が出ますよ?と表示されますが、"はい" をクリックすると適用がスタートします
3) 完了したら "今すぐ再起動する" をクリックします
4) 再起動後、確認してみると、ちゃんと、Internet Explorer 11 は有効になっていて、ProgramFiles の Internet Explorer のフォルダにも、"iexplore.exe" が復帰しています
前回ご紹介した時から、Windows 自体も更新されてきていますのでこのあたりの挙動の違いは、OSのバージョンによる違いなんでしょうね。つまりは以前できなかったことが改善されて、コントロールパネルから追加できるようになったってことなんでしょうけど、逆に削除されているのに、設定アプリからは消えていないというのは新たな不具合なんでしょうね。
こちらについてはフィードバックしておきましょう。
<参照>
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