VBAがデフォルトでブロックされる... そんなニュースが飛び込んできました。Tech Community のブログで報じられたのを機に、海外のメディアでも報じられ、早々にブログの内容は、DOCS でも日本語訳されて公開されております。
【VBAがデフォルトでブロックされる背景】
昨今、コロナ禍に伴い、リモートワークも増え、さらにクラウド化も一気に進んでいます。そんな中ブログの中で紹介している、"Microsoft Digital Defense Report" にもありますが、ソフトウェアのセキュリティという面では大変な時期を迎えています。
Office 製品では、基本的に現在もマクロが有効なデータをネットから取り込んで開こうとしたときに警告を表示するようになってはいますが、もうそれだけじゃダメってことになりつつあるようで、ユーザーの安全を確保するためには、さらなる対策がアプリ側に求められるようになったようです。
【デフォルトの動作を変更】
そして今回ブログにもあるように、デフォルト(初期設定)が変更されてよりセキュリティを強化することとなります。
インターネットを介して取り込まれた Office のデータで、そこにマクロが含まれているような場合、従来のようにマクロを有効にするかどうか?のポップアップをクリックするだけでは有効にならなくなります。
-- 対象製品:
ブログによれば、今回の変更は、Windows上で実行されている Office 製品(Access、Excel、PowerPoint、Visio、Word)といったアプリケーションが対象になるようです。Windows 版の Office LTSC、Office 2021、Office 2019、Office 2016、Office 2013 がその対象です。
-- 変更の展開時期:
この変更は、2022年4月初めに最新チャンネル(プレビュー)/Office Insider Slow Ring の Ver.2203 で展開が開始される予定のようです。
その後、順次上記画像にもあるように展開されていくようです。
"既定では、インターネットからのマクロは既定でブロックOffice/DOCS" の中では、他にも
- インターネットOfficeファイルでマクロを実行するかどうかを決定する方法
- ポリシーを使用してマクロを処理Office管理する
- インターネットからファイルをOfficeマクロの実行をブロックする
- VBA マクロ通知設定
- ポリシーを管理するために使用できるツール
- Office クラウド ポリシー サービス
- Microsoft エンドポイント マネージャー管理センター
- グループ ポリシー管理コンソール
- 追加情報
Web のマーク (()、信頼できるドキュメント
信頼できる場所
といった形で、その詳細について紹介されておりますので、詳細は DOCS の記事をご参照ください。
【更新】
ちょっと面白い記事を見つけましたので興味のある方はこちらもご参照ください。
動画については、字幕を有効にすれば日本語でも確認できます。
<参照>