先日紹介した randbetween 関数は、最大値と最小値を引数に設定し、引数に応じた値範囲で乱数を表示させる関数でした。今回は、rand 関数についてご紹介します。
"rand" と聞いて、"あれ?" とお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この関数は、Wordでも、PowerPoint、Outlookでもランダムな文字列を表示する関数として使用されているものです。
これにより、サンプルテキストを表示してくれるので、スライドや文書のレイアウトを考えるときには非常に便利な関数です。
-- Excel でも乱数を表示させる代表的な関数:
この rand 関数は、Excelでも、Word、PowerPoint などのアプリ同様にランダムな数値を表示させるために利用できる関数になります。
-- randbetween 関数と何が異なるのか?:
最も基本的な使い方でいうと、randbetween 関数の場合には、引数を指定しますが、rand 関数の場合には引数は必要ありません。引数がない代わりに、rand 関数の場合には、0〜1までの間の少数表示にて乱数を表示してくれます。
【rand関数の活用法】
データをランダムに並び替えたい.... そんな時に、この rand 関数にて抽出された数値を基準に並び替えを行うと簡単に実現できます。
トーナメントの試合の組み合わせを考えないといけない場合には頭を悩ませる方も多いことでしょう。データの抽出を人為的にではなく、無作為に行いたい場合などには重宝しますね。上記の様に RAND関数で抽出された値を対象にデータを並び替えます。
後は適宜並び替えた名前をトーナメント表などに入力していきます。
今回ご紹介している rand 関数、そして以前にご紹介した randbetween 関数は、Windows でも、Macでも、さらには、Excel for the web でも利用可能な関数です。
ぜひ活用してみてください。
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