11月になるとぼちぼち喪中のはがきなどを準備されている方もいらっしゃると思いますが、そう...年賀状のシーズンです。
そこで気になるのが、日本郵便が提供している "はがきデザインキット" というアプリ。昨年末で、Adobe 社では、Adobe Flash や、Adobe Air の提供が終了。Adobe Air については、その後 HARMAN社が引き続きランタイムは提供しているようですが、Adobe Air の下で利用できていた、この "はがきデザインキット" が今年はどうなるのか? と気になっておりました。
そして、"はがきデザインキット2022" の登場!。 今回はこのアプリについてご紹介します。
-- 今回はウェブ版とスマホ版のみ:
今回からは、PCにインストールして利用するデスクトップ版はありませんでした。ウェブ版とスマホ版は従来からあるものですが、今年はこのウェブ版とスマホ版のみになります。
スマホについては、上記の画像にもあるように、Android、iOSの各OS向けのQRコードからWebサイトに移動してアプリをインストールして行います。
今回ここでは、ウェブ版についてご紹介していきます。
【ウェブ版を使ってみる】
昨年同様ウェブ版でも年賀状の作成は可能になっています。ただし、宛名印刷については現行ではちょっと面倒です。ただし、ウェブサイトにもありますが、12月中旬ぐらいに宛名作成画面がより便利に利用できるようにはなるようです。
現状ではそんな "はがきデザインキット2022" のウェブ版ですが、昨年提供されていた "はがきデザインキット2021" など古いものがまだPCにインストールしてあるよ?という方もいらっしゃるかもしれませんので、そちらとの相互利用も含めてご紹介していきます。
ということで、喪中のはがき...のあて名印刷となると、はがきデザインキットではできないので、そんな時には、Microsoft Word のあて名印刷機能なども使ってみてください。
上記のようなサイトもありますので是非参考にしてみてください。
さてでは本題に入ることにしましょう....
--文面面の作成:
はがきデザインキットの文面の作成ですが、ウェブ版の場合にはできることが制限されるので、そういう意味では比較的簡単です。
1) "はがきデザインキット2022" のウェブサイトにアクセスして、"ウェブ版" をクリックし、ページの下部のリンクに移動したら、"はがきデザインキットウェブ版を使う" をクリックすると新しいページ(あるいはタブ)が起動してきます。そして、"年賀状をつくる" をクリックして作成スタート
2) 472点のテンプレート(ひな形)が用意されています。お好きなデザインを選択し、クリックします
3) ひな形の前後にある "<" ">" をクリックすれば、一覧の別のテンプレートに変更もできます。今回は、このひな形で進めてみますので "普通紙でつくる(フチあり)" をクリックします
"写真用紙で作る" は選択できませんが、これは、このひな形が、写真を使用するものではないからのようです。実際に自宅のプリンターで印刷するときには写真用紙を使うと光沢のあるきれいなイラストとして印刷も可能だと思います。
4) さて "普通紙でつくる" をクリックすると、次に文面の編集画面になります。メッセージのところで文面の入力を行いますが、"定型文" をクリックすると、定型文のひな形が表示されますので、そちらから選択することも可能ですし、枠内に直接自分で入力することも可能です。限られていますがフォントの種類、色、文字位置の調整が可能で、メッセージを新規追加することも可能です
5) そして出来上がったら "→" をクリックして、最後に "保存する" をクリックします。"デザインが一時保存されました" と表示されれば完了です
** "注文する" の方は、自宅で印刷するのではなく、郵便局に有料で印刷をお願いする場合にこちらをクリックして進みます。今回はこの部分はこちらでは取り上げません
6) 保存されたデータは、はがきデザインキットでトップ画面にあるテンプレートの選択画面のところで、右上の "マイデザイン" に一時保存されています。"マイデザイン" をクリックすると保存されたデータが開きます
-- 文面を印刷する:
さて完成した文面ですが、印刷して使用するには、上記の画像にもありましたが、
- 注文へ進む
- 自宅プリント
- コンビニプリント
がその選択肢となります。
1) 注文へ進む:郵便局に印刷注文する手続きに進みます
2) 自宅プリント:自宅のプリンターで印刷する場合にはこちらを選択します
3) コンビニプリント:コンビニのマルチコピー機を使用して印刷する場合にはこちらを選択します
今回は、"自宅プリント" のケースで進めてみます。
1) "自宅プリント" をクリックして、"自宅プリントについて" の画面に進みます
2) "利用規約に同意する" にチェックを入れると、"PDFダウンロードに進む" がクリックできるようになります
3) "PDFダウンロード機能" の "デザイン面のPDFを生成する" をクリックすると実際のはがきの画面になるので、さらに、"PDFファイルを生成する" をクリック。するとダウンロードがスタートします。
4) ダウンロードしたPDFファイルを開いて、はがきへの印刷という手順になります
さて文面の作成はここまでになります。
今回は長くなったのでここまでにしておきますが、"PDFダウンロード機能" のところで、"宛名面のPDFを生成する" というボタンがありましたね。
実はあそこから "宛名面の作成" へと入るようです。ここから先は、詳細は次回改めてご紹介いたしますが、概要だけ...
宛名作成面に入ると、ちゃんとフォントの種類を選択したり、宛先の入力、差出人情報の入力へと進むようです。
ただしここで問題になるのは、この住所録データにしても、先ほど作成した文面のデザインにしても、そのデータをウェブ上には保存されないことでしょう。つまりブラウザを閉じてしまうと、すべてやり直しになります。
文面はPDFとしてダウンロードしてしまえば、作り直すのであってもさほど手間でもないわけですが、住所録を画面に従って入力。すべて入力して印刷までたどり着かないといけない...ってのはつらいところですね。
だからこそ住所録データについては、CSVファイルから読み込めると、事前に住所録データとなるCSVファイルをExcelなどで作成しておけば入力の手間が省ける分一気に作業が楽になるわけですね。
ここまでやってみてみるとやっと、最初にご紹介した "12月中旬ぐらいに宛名作成画面がより便利に利用できる" の意味が、なるほどな?ということになるわけです。データの保存についても、再度確認しつつ、引き続き Part 2 で、宛名面についてご紹介していきます。
次回、Part 2では、あわせて、昨年提供されていた "はがきデザインキット2021" の活用についてもご紹介いたします。
【更新】
Part 2 は、以下からどうぞ。
<参照>
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