前回は、新規導入について振り返ってみました。さて今回は、改めて "再インストール" (含、追加インストール)について取り上げます。
- PCをリカバリしたので、再度 Office 製品をインストールしたい
- Mac をもう一台追加したので、新しいPCにもインストールしたい
- Mac を買い替えたので、Office をインストールしなおしたい などなど
そんなこともあるかと思います。
再インストールや、追加でインストールする場合には、基本的に Microsoft アカウントにてサインインし "サービスとサブスクリプション" の画面から行いますが、Microsoft 365 Personal については、App Store からも再度導入することも可能です。
Microsoft アカウントにて、サービスとサブスクリプションから再インストールした場合、App Store から再インストールした場合、ちょっとその手順や、インストール後の更新などの方法が異なります。
今回はそんなことを中心にご紹介します。
【再インストール と プロダクトキー】
再インストールにあたっては、その方法にもよりますがプロダクトキーが必要....と思われている方も多いようです。そしてそのプロダクトキーも、購入時に付属していらものを使用したがために、"このプロダクト キーは既に使用されています" となって戸惑われる方も多いようです。
--購入時のプロダクトキー:
POSA版であったり、ダウンロード版であったり入手方法はいろいろだと思いますが、初回導入時に使用したプロダクトキーは、あくまでも 初回インストール用 のものなので、再インストールには使用できません。
初回導入時に当然ながら、プロダクトキーを入力してインストールしますが、ここで使用したプロダクトキーは、あくまでも、Microsoftアカウントとの紐づけを行うために使用され、それ以降、再インストールなどでは使用できなくなります。
-- App Store からの導入:
"Mac 版 Microsoft 365 Personal を導入する Part 1 〜 App Store から購入する" の中で、購入からインストールの流れをご紹介していますが、プロダクトキーは一切出てきません。導入途中の過程で、Microsoft アカウントでのサインインを求められますので、そこでMicrosoftアカウントとの紐づけが行われます。
** 初回導入時のみに使用されるプロダクトキーではありますが、ライセンス認証では使用できなくなるものの、あなたが購入したということを証明する一つのエビデンスにもなりますので、破棄せずに保管しておくことをお勧めいたします。
-- インストールできる台数:
同一ユーザーが使用可能な台数分当然インストールは可能です。Microsoft 365 Personal であれば、インストールできる台数に制限はありませんが、利用可能なPCとしては、5つまでとなっています。
また、Office 2019 Academic for Mac の例ですが、下記にあるように製品によってインストールできる台数が異なります。
Office Home & Student 2019 for Mac のような、Mac 向けの製品は、Mac のみ2台。Office Home & Business 2019 の場合には、Mac あるいは Windows の PC で2台までとなっています。
【再インストール・追加インストール方法】
さて前置きが長くなりましたが、再インストール方法についてご紹介いたします。ただし、順を追って説明していくときりがないので、再インストールの手順のみご紹介します。
-- Microsoft 365 Personal の場合:
Microsoft 365 Personal の場合には、Microsoft アカウントにサインインして、"サービスとサブスクリプション" の画面から行います。
App Store の場合には、App Store アプリを起動して、"Microsoft 365 Personal" と入力して検索すると表示されます。雲のマークをクリックしてダウンロードに進んでインストールします。
-- 単体製品を含む Office 2019などの場合:
Microsoft アカウントにサインインして、"サービスとサブスクリプション" の画面にはいると、画面下部に "購入済みの製品" という部分にご利用の製品名が表示されているはずですので、こちらからインストールを行います。
どちらの場合も、"Microsoft 365 または Office 2019 を PC または Mac にダウンロードしてインストール、または再インストールします" にて説明がありますが、 https://www.office.com/ という、Officeのポータルサイトからでも行えます。
-- App Store からインストールする:
あくまでも、App Store から提供されているのは、Microsoft 365 Personal のサブスクリプション版のみですが、App Store よりダウンロードして再度インストールすることも可能です。
App Storeを開いて、"Microsoft 365" で検索すると表示されます。ただしここからインストールする場合には、Word、Excelなど個別にダウンロードしてインストールします。
言い換えると、App Store からだと、Microsoft 365 だけど、Word と Excel は使わないから、PowerPoint だけインストールして利用する...なんてこともできるわけですね。
【Office の更新】
通常、Microsoft アカウントのサービスとサブスクリプションから導入された製品については、その更新はすべて "Microsoft AutoUpdate" というアプリを利用して行われます。
これに対して、App Store から導入された製品の更新は、すべて App Store 経由で配信されます。
-- Office Insider Program への参加:
余談になりますが、このブログでも Office Insider Program の更新情報をたびたびお届けしていますが、Mac 版にも Office Insider Programがあります。
この Office Insider Program に参加するためには、App Store から導入された Microsoft 365 では参加ができません。Office Insider Program に参加しようとお考えになっている場合には、購入は App Store で行ったとしても、インストールについては、Microsoft アカウントにサインインして、"サービスとサブスクリプション" からインストールを行ってください。
更新チャンネルの設定・変更は、先ほどご紹介した "Micorosoft AutoUpdate" の画面から設定を変更できます。
【追加】
ちょっと特殊な方法かもしれませんが、macOS 向けの Office 製品の場合、更新履歴のサイトから直接 インストールパッケージ(Office製品すべてをインストールしなおすもの)や、更新パッケージ(Updateの更新プログラムのみ)が直接ダウンロードすることもできるようになっています。
こちらの場合、ライセンス認証は別途行う必要はありますが、こちらからインストールするなんて方法もあるわけですね。
<参照>
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