Windows 11 が、Windows Insider Program を通じて提供がスタートし、Dev(開発)チャンネル、Beta(ベータ)チャンネルのユーザーに提供が開始され、さらには、先日もご紹介しましたように、ISOイメージの提供もスタート。
着々と、Windows 11 への動きが進んでいます。
さて今回は、こうした Windows 11 への動きの中、改めて、現在サポート中の Windows のライフサイクルについておさらいしてみました。
【Windows 8.1 と Windows 10 では異なる】
まずライフサイクルを説明する前に、Windows 8.1 と Windows 10 では、基本的な違いについて触れておきたいと思います。Windows 8.1 までの OS では、従来より固定ライフサイクルが適用されていました。 Windows 8.1 の例でいうと、発売がスタートした 2013年11月13日の段階から、5年のメインストーリームと、後半5年の延長ストリームの、10年が基本となる、固定ライフサイクルポリシーが適用されています。
これに対して、Windows 10 の場合には、リリースされたバージョンごとに、18カ月というサポート期間が設定されて、更新して最新状態を維持すれば、Windows 10 の提供が終了するまではサポートが続くという モダンライフサイクルポリシーが適用されています。つまり発売の段階では、Windows 10 としてのサポートの終了日は、固定されておりませんでした。
【サポート終了日】
モダンライフサイクルポリシーが適用され、当初より、Windows 10 は最後のバージョンともいわれていたこともあって Windows 11 へのシフトについては、ある部分では驚きを隠せない部分ではありますが、Windows 11 の登場により、Windows 10 のライフサイクルもはっきりしてきました。
-- Windows 8.1:
発売開始日 2013/11/13
メインストリーム終了 2018/1/9
延長ストリーム終了 2023/1/10
-- Windows 10:
発売開始 2015/7/29
提供終了 2025/10/14
【Windows 11からのサービスタイムライン】
さてここでもう一つ、Windows 11 からの更新のタイミングについて確認しておきたいと思います。
"ライフサイクルに関する FAQ - Windows" の中、そのサービスタイムラインの違いについて説明があります。
Windows 10:H1/H2 の年二回。リリースから、18カ月がサポート期間になります。
Windows 11:年一回。リリースから、24カ月がサポート期間になります。
細かく見れば、コンシューマー向けのものと、法人向けのものでは異なる部分もありますので、詳細は、"ライフサイクルに関する FAQ - Windows" をご参照ください。
こうした OS のサポート期間に加え、以前にもやはりご紹介している Internet Explorer 11 のサポート終了などが絡んでくるのでよりごちゃごちゃになってしまいますね。
ちなみに Internet Explorer 11 については、その搭載されているOSに応じてサポート期間が変わります。
Windows 10 向けには、2022/6/15 まで、Windows 8.1 などに搭載されているものについては、そのOSのサポート終了までとなっています。
Windows 11 からは、Internet Explorer はなくなり、Internet Explorer モードとして、Microsoft Edge にて利用できるようになっております。ただしその期限も、2029年までとされています。ただし現時点では詳細な日程は、1年前に通知するとはありますが、発表されておりません。
<参照>
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