セルの範囲を名前として登録しておくための "名前の定義" 。これを管理するための機能が、Windows版でいうと "名前の管理" になります。ただしこれまでの、Mac 版 Excel には、このボタンはありませんでした。
今回、この "名前の定義" を使いやすくするために、"ネームマネージャー" の機能が追加されました。
内容的には、Windows 版同様に扱いやすくしてもらいたいというリクエストに応じた機能更新になるようで、今回の更新で Windows 版同様に使えるようになったようです。
Windows 版でいう "名前の管理" ですが、現在のところ "ネームマネージャー" とカタカナ表記になっているようです。こちらの名前については、今後、通常版にリリースされるまでに変更になるかもしれません。
Windows 版と同じようにというのであれば、その名前も "ネームマネージャー" よりは "名前の管理" の方がわかりやすいのかもしれませんね。
【従来はどうだったのか?】
現在ご利用のものと比べると一目瞭然ですが、従来であれば、
数式タブ > 名前の定義 > 名前の定義
と開くと、セル範囲などを指定して名前を定義するようになっていました。追加する際にも、"名前の定義" のダイアログを表示し、"名前" の枠の下にある "+" (追加)、"ー"(削除)にて、追加したり削除したりすることができておりましたので、Windows 版でいう "名前の管理" という機能はありませんでした。
これが、Windows 版と同じように名前の管理ができるようになったということになります。
-- 対象製品:
Office Insider Beta Channel Ver.16.52 (Build 21071100) 以降
<参照>
【関連する記事】
- 2つ目のファイルを開こうとすると開くのに時間がかかる
- Copilot によるデータ収集で Excel での活用の幅がさらに広がる
- Excel のパフォーマンスが低下する
- ダークモード の切り替えコマンドが追加されます【Excel】
- Excel で書式設定をしても全く設定が反映されない
- Office の基本操作 Vol.2024-12-1 日付が変わる? Excel..
- テキスト データの分析に使用できる 3 つの新機能 〜 Excel
- 「セルにフォーカス」機能が一般向けにロールアウト開始
- 再計算の必要性を通知する【EXCEL】
- Excel に導入された「パフォーマンスチェック」ツールを使ってみる