Word、Excel、PowerPoint などの Office の各アプリが、ISO標準規格になる OpenDocument フォーマットの最新バージョンである Ver.1.3 に標準対応できるようになりました。
"OpenDocumentをサポートするアプリケーションの一覧/ウィキペディア" をご覧いただくとお分かりいただけますが、この形式で保存できることで、他の Office アプリでのデータの再利用が可能になります。
Microsoft Office については、Office 2007 SP2 からこの形式に対応しており、現在は Office 2013 以降において、Ver.1.2 に対応しています。
【現在はまだ Office Insider 版のみ】
今回、Office Insider Blog で公開された情報によれば、対応バージョンなどは以下の通りです。
対象製品:Word、Excel、PowerPoint
対象バージョン:
- Windows版 Ver.2107(ビルド14215.10000)以降を実行しているBetaChannel
- Mac版 Ver.16.51(ビルド21061501)以降を実行しているBetaChannel
利用方法:
ファイル>名前を付けて保存 として、ファイルの種類のところを、OpenDocumentテキスト(.odt)、OpenDocumentスプレッドシート(.ods)、OpenDocumentプレゼンテーション(.odp) に変更して利用します。
今後、提供される予定になっている Officwe 2021 や、Microsoft 365 においては対応していく予定になっています。
--注意したい点:
今後、この更新が適用されると、Microsoft 365 の最新バージョンなどでは、OpenDocumentフォーマット Ver.1.2 で作成されたデータは、新しい Office 製品でも開けますが、保存する場合には、Ver.1.3 のみに対応することになります。
またOffice 2013 など、Ver.1.2 フォーマットにしか対応していないプログラムで、Ver.1.3 フォーマットのデータを開いた場合、保存すると Ver.1.3 から採用されている新機能はサポートされません。
現在 BetaChannel で展開されている Microsoft 365 の製品は、
- Windows 版:2021/6/23更新 Ver.2107(ビルド14217.20002)
- Mac版:2021/6/22更新 Ver.16.51(ビルド21062001)
となっております。
<参照>
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