Internet Explorer 11 の 一般向けのWindows 10 におけるサポート終了日がはっきりし、同時に、Microsoft 365 アプリなどへのアクセスにおいても、サポート終了日が近づきつつあります。
上記にもあるように、Internet Explorer 11においては、
- 2020年11月30日: Microsoft Teams Web アプリへのサポート終了
- 2021年08月17日: Microsoft 365 アプリとサービスでのサポート終了
となります。
さて今回は、古いOfficeアプリから、Microsoft 365 アプリへの接続について確認してみました。
Microsoft 365 の最新アプリから、Microsoft 365 の各サービスに接続する分には問題はないと思いますが、問題はそれ以外のアプリから、会社などで使用されている OneDrive for Business や、SharePoint などにアクセスしてデータを扱うようなケース。
Microsoft 365 のそうしたサービスへのアクセスにも、古いOffice製品だと制限がかかることがあります。
【現在サポートされているMicrosoft 365サービスへの接続】
Microsoft 365 関連のサービスということになるとあまり一般ユーザーが直接影響が出てくるようなものにはなりませんが、会社で用意している Microsoft 365 関連のサービスに、自宅の古い Office 製品からアクセスしようとした場合制限がかかるケースがあります。
--現在サポートされているOffice製品:
対象のサービス 〜 Exchange Online、SharePoint Online、OneDrive for Business など
利用可能な製品
- Microsoft 365 Apps for enterprise (旧称Office 365 ProPlus)
- Microsoft 365 Apps for business (旧称 Office 365 Business)
- Office Professional Plus 2019 などの Office 2019
- Office Standard 2016 などの Office 2016
上記以外の Office 2013 などの場合には、"積極的な対策は講じませんが、古いバージョンのクライアントは、時間の経過とともにパフォーマンスや信頼性の問題に直面する可能性があります" とのことです。
当然ながら 2010年10月13日にサポートが終了している Office 2010 は対象外になります。
-- Microsoft 365 サービスへの接続の今後:
上記によれば、TLS1.0/1.1 の廃止やら、Exchange Online での基本認証の変更、Microsoft Outlookをクライアントとして利用する場合の制限などいろいろあるようです。
Microsoft Outlook 2013 あたりを見ると、Microsoft 365 サービスに接続はできても、同サービスへの接続のサポート対象外なようです。それ以外にも、Office 2016/2019 について、Micorosoft 365サービスへの接続が、2023年10月までになるなどあるようなので、詳細は上記のサイトにて確認してみてください。
当然ながら、Office for mac については、すでに、Office 2016 まではサポートが終了しているので、Microsoft 365 サービスへの接続のサポート対象外になります。
<参照>
・Microsoft 365 apps say farewell to Internet Explorer 11 and Windows 10 sunsets Microsoft Edge Legacy
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