前回は、Windows 10 に搭載されている "ボイスレコーダー" についてご紹介しました。
さて今回は、実はファイルの保存が所がちょっとわかりずらいということもあって、Windows 8.1 に搭載されている "サウンドレコーダー" について、ご紹介します。
【Windows 8.1 以前のPCについている古くからあるアプリ】
Windows 8.1 以前のWindowsにアクセサリとしてついている録音アプリが "サウンドレコーダー" となります。なので、Windows 7 や、Windows XP などOSによって 多少その機能に違いはありますが、その歴史をさかのぼると Windows 3.0 のころからついているアプリになります。
【2つのサウンドレコーダー】
上記の画像にもあるように、Windows 8.1 には、2つの "サウンドレコーダー" がついています。
1つは Windows アクセサリとしてついている "サウンドレコーダー"。そしてもう一つが、UWPのアプリとして Windows 8.1 についているものです。
【データの保存場所とファイル形式】
今回、"Windows の基本操作" シリーズで、ボイスレコーダー/サウンドレコーダー を取り上げることにしたのは、UWPアプリとして提供されている "サウンドレコーダー" はデータの保存場所がわかりずらい点でした。
ではそれぞれのデータの保存場所や保存できるファイルの種類を確認していきましょう。
1) Windowsのアクセサリとしての "サウンドレコーダー":
2) Windows8.1 についている UWPアプリの "サウンドレコーダー"
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1) Windowsのアクセサリとしての "サウンドレコーダー":
データの保存場所 ⇒ データ保存時、任意の場所を自分で設定できます
データの種類 ⇒ Windows Media オーディオ形式のみ
2) Windows8.1 についている UWPアプリの "サウンドレコーダー":
データの保存場所 ⇒ 自動的に保存されます。場所は指定できません
データの種類 ⇒ m4a 形式にて保存されます
**データの保存場所:
C:\Users\(ログインユーザー名)\AppData\Local\Packages
\Microsoft.WindowsSoundRecorder_8wekyb3d8bbwe
\LocalState\Indexed\Recordings
となります。なお、AppData フォルダ以下は、隠しフォルダのため、表示するには、フォルダオプションの設定を変更する必要があります。
**ファイルの種類:
自動で保存されるため、ファイルの種類を選択するようなこともできません。また種類を変更することもできません。
Windows 10 の時にも触れましたが、Windows 8.1 の場合でも同様で、PC上に流れるサウンドデータを録音するには、"サウンドミキサー"(ステレオミキサー) が必要になります。
また、MP3 などの広く利用されている形式に変換するには、録音編集ソフトや、コンバーターなどが必要になります。
<参照>
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