ちょうど今朝こんな Tweet を拝見いたしました。
Microsoft Edge でのスマートコピーの機能。とりあえず Beta/Dev/Canary 版といった Insider 版であれば利用可能とのことでしたのでさっそくトライ。
最近では、Office 製品でも、それぞれのアプリに、スクリーンショットをとる機能が付いています。
もちろん Windows であれば、従来からある Snipping tool や、Windows 10 の場合には、切り取りとスケッチ 何てツールもあるわけですが、Microsoft Edge にもこうした必要な時にスクリーンショットをとれる機能が付いているわけです。
でも今回ご紹介する機能はこうした単純に画像としてキャプチャーするものともちょっと違うようです。
【Webキャプチャーとも違う】
Microsoft Edge には、"Webキャプチャー"(Ctrl+Shift+S) という画面をキャプチャーする機能があります。これは先ほどもちょっとご紹介したように Office などについている画面のキャプチャー機能と同様で、画面を画像としてキャプチャーし、クリップボードに保持するもの。
ただし、手書き機能などもあるので、
こんな感じでちょっと描きたしたうえで画像として保存することもできたりしますので、ちょっと画面をキャプチャーするだけとも異なるものではありました。
こちらの機能は当然ですが、通常版でも利用は可能です。
--単なるキャプチャーではない:
さて今回の "スマートコピー機能"(Ctrl+Shift+X)はちょっと違います。
スマートコピーを呼び出すと、マウスカーソルがちょっと大きめの "+" マークに変わります。マウスをドラッグしてコピーしたい範囲を選択。すると、画面右下に、"コピー" ボタンが表示されますのでクリックするとコピーが完了。クリップボードに保持されます。
これをたとえば、Word に貼り付けようとする場合、
Windows 10 であれば、"Windows + V" でクリップボードの履歴から貼り付けようとすると、ウィンドウにはテキストデータしか表示されていませんが、いざ貼り付けてみると.... "貼り付けのオプション" が選択できるようになっていて、画像なのか?テキストなのか?などの選択が可能になります。
単純に Web キャプチャーした場合だと画像になるので、テキストだけなど抽出できるわけでもなく、また単純にドラッグして範囲してしてコピーしても、文字データとしてコピーされるだけなので、画像として挿入したいときには利用できません。
今回ご紹介した、スマートコピー機能(Ctrl+Shift+X)は、とりあえずコピーして、貼り付ける際に用途に応じて貼り付けられるというちょっと便利な機能ということになります。
但し一応確認してみると、クリップボードの履歴から貼り付けた場合には、直後は、"画像" としての貼り付けという選択肢もあるようですが、その後他のものをコピーした後だと、クリップボードの履歴から貼り付けた場合、書式を引き継ぐか? テキストのみにするのか? といった選択は可能なようでしたが、画像として貼り付けるという選択肢はなくなってしまうようです。
今回ご紹介したスマートコピーは、最初にも書きましたがまだ、Beta/Dev/Canary 版といった Insider 版でのみ利用できる機能になりますが、通常版でも間もなく登場するであろう機能ですので、追加された際にはぜひお試しください。
<参照>
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