2021年05月08日

Microsoft Edge を再インストールする 〜強制的に削除 編

基本的には以前 "Microsoft Edge を再インストールする" の中で、紹介しているように上書きでインストールするというのが、再インストールの方法になります。

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しかし、どうしても削除してインストールしなおすぐらいしかない時のために、その方法も確認してみました。もちろんネットで検索すれば当然のように出てくるのですが、削除して再インストールにあたっての注意したい部分についても確認してみました。


【コマンドによる作業】

上記の画像にもあるように、スタート>設定>アプリ>アプリと機能 と選択して、"Microsoft Edge" をクリックしても、"アンインストール" はグレーに反転して押せません。一方、Dev版とか、Canary版など、Insider版は、普通にアンインストールができます。

"Microsoft Edge を再インストールする" の中でも触れていますが、Windows 10 の一コンポーネントとして位置づけられているアプリなので簡単には削除ができないようになっているわけです。

削除の作業は、コマンドプロンプト、あるいは PowerShell を利用して行います。いずれも管理者として起動する必要があります。


--お気に入りなどのバックアップ:

起動しなくなってから、お気に入りをバックアップし忘れた....ということもありうることですが、お気に入りは最低限以下の手順でバックアップして取り出すことが可能です。
もちろんプロファイルを同期してご利用だったりしている場合には、再度プロファイルにサインインすればいいだけなのですが、今回はプロファイルの同期も行っていないということを前提にして見ていきます。

1) Microsoft Edge Insider のダウンロードサイト に移動して、一応、一番 リスクの少ない通常版に近い、Beta チャンネルのものをダウンロードしてインストールします。もちろん、Dev チャンネルでも、Canary チャンネルでもいいんですが、一番 安定版(従来版)に近い安定したものというので、今回は Beta チャンネルにしてみました

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2) インストール後、Microsoft Edge Beta Channel を起動し、[...]>設定>ブラウザデータのインポート をクリックします

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3) "ブラウザデータのインポート" のダイアログが表示されたら、インポート元を "Microsoft Edge 従来版" にして、インポートする項目を必要に応じてチェックし、"インポート" をクリックします

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これでとりあえずお気に入りなどは Beta チャンネルに引っ越しができるかと思います。


--プログラムの場所の確認とパスのコピー:

さて次の作業は、"プログラムの場所の確認とパス" のコピーです。Microsoft Edge の実行プログラムがあるフォルダは以下の場所になります。

1) Windowsキー + "R" として "ファイル名" を指定して実行の画面を表示します

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2) "名前" のところに、"%ProgramFiles(x86)%\Microsoft\Edge\Application" と入力し、"OK" をクリックします

3) 表示されたフォルダ内の、バージョン名の表示されたフォルダをダブルクリックし開きます

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4) 今回のケースだと、"90.0.818.56" というフォルダの中にある "Installer" フォルダをクリックして選択し、"パスをコピー" をクリックします

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--コマンドを実行する:

今回は、PowerShell を利用して行います。

1) スタートボタンを右クリックするとメニューが表示されますので、"Windows PowerShell(管理者)" をクリックして開きます。起動時にUAC(ユーザーアカウント制御)の画面が表示されますので、"はい" をクリックして進んでください。

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2) PowerShell が起動したら、まずは、"cd" と入力し、スペースキーを一回押しておきます。続いて、画面上で右クリックすることで、先ほどコピーしたパスが貼りつきますので、最後にエンターを押します

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3) さてこれで準備完了。続いて実際の削除作業に入ります

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「.\setup.exe --uninstall --system-level --verbose-logging --force-uninstall」

**「」の中の部分をドラッグしてコピーしてご利用ください

上記のコマンドをコピーして、再度 PowerShell の画面の最後のところで右クリックして、コピーしたコマンドを貼り付けて、エンターを押すと実行し、右の画像の様に戻れば完了です

4) 再度、"90.0.818.56" フォルダを開いてみると空っぽになったことが確認できます

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これで、安定版(従来版)の Microsoft Edge が削除できました。


〜 参考までに:

今回は、PowerShell を利用しましたが、コマンドプロンプトを管理者モードで起動しても同様です

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【Microsoft Edge の再インストール】

これは特別なことではなく、Internet Explorer などで、Microsoft Edge の Web サイトにアクセスして、再度インストールを行ないます。

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再インストールが完了すると、一旦なくなったフォルダの中に、再度実行ファイルなどが戻ってきました....


-- 旧バージョンをインストールする:

今回は、通常の方法なので、Microsoft Edge の Web サイトからダウンロードしてインストールすると、現在配信されている最新バージョンがインストールされます。

ただし旧バージョンをインストールしたい場合には、以下のところからバージョンなどを指定して行います。

20210506-5-3.jpg 20210506-5-4.jpg


ビジネス向け Edge のサイトでは、チャンネル/バージョン、ビルド番号、そしてプラットフォームを選択してダウンロードすることも可能です。

Microsoft Edge が起動できなくなって、さらに今回試したように削除して再インストールしてもやはり起動できない.... そんな場合には、Windows 10 の修復インストール(上書きインストール)を試すか? 次の更新プログラムなどで、Windows 自体が更新されるまで待ってみるか?いずれかになってしまうんでしょうかね...

"修復インストール" の場合には、再インストールとは異なるため、作成されたデータなどがなくなってしまうということはないはずですが、念には念を入れて、予期しないトラブルが発生するとも限りませんので、大切なデータはバックアップした上で行ってください。


<参照>




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