2021年04月25日

eLTAX(地方税ポータルシステム)の利用環境には注意が必要

2月16日から受付が始まっていた令和2年度の確定申告。4月15日をもって、申告所得税(及び復興特別所得税)、贈与税及び個人事業者の消費税(及び地方消費税)の確定申告の受付が終了しました。

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今年も コロナ禍にあって、期限はひとつき延長されておりました。

さてそんな、国税電子申請・納税システム "e-Tax" についは、利用者も多いので年々システムも整備されつつあり、現在では、Windows でも、Macでも、さらにはスマホなど様々なデバイスで利用できるようになりました。

でも一方ではまだまだ整備が進んでいないシステムもあったりします。その一つになるのが "eL TAX(地方税ポータルサイト)" です。

その利用環境について確認してみました。


【eL TAX サイトの利用にはシステム要件に注意が必要】

税金や、その内容についてはこのブログでは触れませんが、そのシステムを利用する上での利用環境について、ちょっと"国税電子申告・納税システム e-Tax" と同じ感覚でいたりすると、ちょっと困惑するところも出てくるので改めて取り上げてみました。

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"地方税ポータルシステム eL TAX" は、地方税の手続きをインターネットを利用して行うためのポータルサイトになります。"エルタックス" と読むみたいですね... 従来の様に紙の申告書による手続きの場合、地方税の申告・申請・納税などの手続きは、それぞれの地方公共団体で行う必要がありましたが、これをインターネットを利用した電子的な窓口によってできるようにしたのがこちらのサイトになります。

利用者にとっては非常にありがたいサイトだと思います。

-- 利用方法:

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その利用方法も、比較的わかりやすく説明が出ています。でも問題はそのシステムを使用する上でのシステム環境。特に Mac ユーザーは注意が必要かもしれません。

--使用環境:

利用するにはソフトが必要...これはわかります。eL TAX対応のソフトを使用するわけですが、市販の税務・会計ソフト以外で行う場合には、"PCdesk" という無料のアプリを利用することになります。

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"PCdesk" には、DL版Web版SP版の3種類が用意されています。
  1. Web版:
    PCにインストールするのではなく、ホームページを見るためのブラウザを利用してシステムを利用します
  2. DL版:
    ダウンロード版。PCにプログラムをダウンロードし、インストールして利用します
  3. SP版:
    スマートフォンの専用のアプリを利用してシステムを利用します


1) Web版:

ダウンロード版を利用するに当たっても、Web版にログインすることから始まります。さらにWeb版を利用するに当たっては、"署名用のプラグインをインストール" をインストールする必要があります。

さてここで問題になるのが利用環境。"PCdesk(WEB 版)ガイド"によると....

Windows:

-- OS
・Microsoft Windows 7 Service Pack 1(32bit/64bit)
・Microsoft Windows 8.1(32bit/64bit)
・Microsoft Windows 10(32bit/64bit)

-- ブラウザ
・Microsoft Internet Explorer 11.0(32bit 版のみ)
・Microsoft Edge(Microsoft Windows 10 をご利用の場合のみで、Ver.79以降)

Mac:

-- OS
・macOS 10.12
・macOS 10.13
・macOS 10.14

-- ブラウザ
・Safari

となっています。Mac 版については、具体的な Safari のバージョンまで記載はありませんでしたが、最新の BigSur macOS 11.0 (実際には、macOS 11.2.3) の Safari では利用できませんでした。

Mac版も、最新の Mac ではダメですし、また Windows 版でも、Internet Explorer と Microsoft Edge(Chromium版)のみとかなり利用環境が限定されてしまいます。


2) DL版:

DL版を利用する場合にも、まずは Web版にアクセスして利用者登録をした上で、ダウンロードという流れになるようです。とりあえず第一関門は突破したとして、さらに DL版の仕様を確認してみました。


上記サイトにある "ガイド編 PCdesk(DL版)ガイド" にて確認いただけますが、ダウンロード版は、Windows 7/8.1/10 のみにしか対応しておりません。さらに、サポートが終了している Windows 7 での利用は推奨されておりません。


Boot Camp でWindows を動かすのも推奨環境外になるようです。macユーザーにとっては Web版 になりそうです。


3) SP版:

SP版は、スマホ向けのものですが、"PCdeskの特徴と取得方法" にありますが、利用できる機能が受付通知等のメッセージの確認のみになります。


以上からすると Windows でも、Mac でも利用が可能なものということであれば、基本的には Web版 ということになるわけですが、Web版ならすべてが利用できる、DL版ならすべてができるわけではなく、Web版でできてDL版でできないこともあれば、逆にDL版でできてもWeb版ではできないこともあるようなので、その利用可能な内容については、"PCdeskの特徴と取得方法" で確認してみてください。

今後、もっと使いやすくなるといいわけですが、まだまだ時間はかかるのかもしれませんね。


<参照>




デル株式会社

posted by クリック at 13:10| 東京 ☁| Comment(0) | ネットワーク/インターネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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