Web 版の Word、Word for the web に、Word データを、PowerPoint に書き出す機能が搭載されています。
とはいってもこれは英語環境でのみしか利用できない機能。Office Insider Blog では、2月の末に情報が公開されていますが、日本語環境でも使えるようになるのかな?と様子を見ていたわけですが、まだまだ当面なりそうにないので、この機能についてのみ先行してご紹介することにしました。
【利用方法】
使用方法は特別難しいわけではなく、Word for the web でデータを開いて、
File > Export > Export to PowerPoint presentation
とするだけです。
ただし利用にあたっては現時点では様々な制約があります。
1) 日本語環境では使用できない。さらに、日本語のテキストも扱えません
2) Internet Explorer や Safari では利用できない
3) 現時点では、プレゼンテーションへの変換にはテキストコンテンツのみがサポートされており、他のメディアコンテンツのサポートは現在利用できので、必要に応じて一旦Word文書をエクスポートした後、メディアをプレゼンテーションに追加する必要がある
【試したい人へ】
Office for the web の各アプリ向けに提供されている新しい機能については、英語環境でないと利用できない機能もたくさんあったりします。それでも確認するために試したい....
そんな場合には、OneDrive の利用環境を英語に変更することで試すことが可能になります。OneDrive の利用環境を英語にすれば、今回ご紹介した、Word for the web も英語版で利用することが可能になります。
以前にもご紹介した、PowerPoint for the web の "Presenter Coach" の機能もご利用いただけるようになります。
-- OneDrive の利用環境の設定変更:
1) OneDrive にアクセスします
2) 右上の設定(歯車のアイコン)をクリックし、"日本語" をクリックします
3) 言語変更の画面が出てくるので "English(United States)" を選択します
4) 確認の画面が表示されますが、画面に従ってOKで進みます
5) 英語環境になったら、今度は Word for the web にてデータを開き、File>Export>Export to PowerPoint presentation とクリックしていきます
6) PowerPoint のテンプレートの選択画面になりますのでテンプレートを選択します
7) エクスポートが完了したら "Open Presentation" をクリックして PowerPoint for the web にてデータを開きます
但しご覧いただくとお分かりの様にどうも "日本語" はダメみたいですね。
試しに英語のサンプルテキストでやってみると....
といった感じで、PowerPoint のファイルにちゃんと書き出されておりました。
PowerPoint の、"Presenter Coach" にしてもそうですが、面白そうな新しい機能がどんどん追加されてはいるんですが、残念ながら中々日本語環境で使用できるようにならないものも多く、ご紹介しきれないものも多数あります。
ただし今回ご紹介しているように、英語環境にすれば試せる機能もありますので、ぜひご興味のある方はお試しになってみてください。
<参照>
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