Windows 版 Dev チャンネルに、Presenter Coach が追加されたのが、昨年10月のお話。
PowerPoint for the web と Android では利用できましたが、デスクトップ版の Windows 向けに提供されたのがこの時でした。
さてその後さらに四カ月が過ぎとうとう Office Insider 向けではありますが、PowerPoint for Mac でも利用できるようになったようです。
2月26日に更新された Office Insider Blog によれば、Beta Channel Version 16.47 (21021100) またはそれ以降で利用可能になったと紹介されております。ただしこちらも順次その利用範囲を広げていく、いわゆる制限されたロールアウトといった形で展開されています。
今回はその内容についてちょこっとだけご紹介いたします。
【機能と対応バージョン】
Presenter Coach は、AIの機能を駆使して、PowerPoint でのプレゼンテーションを手助けしてくれる機能です。"リハーサル with Coach" をクリックしてリハーサルをすると、話方が早いとか、"うぅ〜ん" が多いなどそのプレゼンテーションを評価し、改善点を指摘してくれます。
--日本語対応はまだ:
さて問題はその対応言語。Web版も、Windows版も、そして今回公開された Mac 版も対応言語は、英語のみになっています。それ以外の言語は順次対応していくとありますが、まだ先になりそうです。
--サブスクライバー向けの機能:
当然ですが、Presenter Coach は、Microsoft 365 サブスクライバー向けの機能になります。
--利用環境:
・マイク
・インターネット環境
--プライバシーと情報解析:
Presenter Coach に限らず、Office製品の一部の機能には、クラウド環境を利用したサービスがあります。ものにより情報を収集し解析する必要がある関係で、インターネット環境は必須になります。そしてその機能を使用するために一旦データを送信していただくことになります。あくまでも "Presenter Coach" では、音声データを解析はしますが、そのデータがMicrosoft 側で保存されることはありません。
こちらに関しては、"Office でのコネクテッド エクスペリエンス" や "コンテンツを分析する接続環境" をご参照ください。
ということで、まだ日本語環境ではご利用いただくことはできませんが、この機能、日本語環境でも利用できるようになったらぜひ試してみたい機能のひとつでもあります。
<参照>
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