2021年01月13日

Microsoft Office 2019 / Microsoft 365 を使用するために必要な macOSのアップグレード

ここにきてちょくちょく Microsoft Community や お客さんから依頼もあって、いざ出張で現場に行くと遭遇するようになったのが、Office 2019 for mac や Microsoft 365 Personal を入れたくてもインストールできないというトラブル。

要因は、macOS が古いこと.... 


一応、あくまでも暫定的な回避策として上記の様にご紹介しましたが、あくまでもこれは暫定的な一時しのぎにすぎません。

ということで改めて、macOS のアップグレードも含めてご紹介させていただくことといたしました。


【Office2019/Microsoft365をインストールするには?】

Office2019/Microsoft365をインストールするには、当然ながら最低限 システム要件を満たしている必要があります。仮にこれに満たない場合にはサポートも対象外だし、動作に不具合があっても、それはサポート対象外となります。

20210112-1-1.png

-- 必要なシステム要件:

Office 2019 for mac も、Microsoft 365 も、必要なシステム要件は一緒です。スペックもさることながら、対応 OS のバージョンは特に大きな問題になります。

現在これらの製品のサポート対象OSは以下の通りです。
  • macOS 10.14 Mojave
  • macOS 10.15 Catalina
  • macOS 11.0 BigSur
macOS 11.0 BigSur がリリースされる前までは、macOS 10.13 HighSierra もサポートされていましたが、macOS 11.0 BigSur がリリースされたことで、macOS 10.13 HighSierra はサポート対象外になりました。


-- 現在 High Sierra 利用の人がインストールするには?:

macOS 自体を、バージョンアップする必要があります。少なくとも、macOS 10.14 Mojave 以上にしないとインストールできません。

そこで問題なのが macOS の場合には、機種によってアップグレードできる OS に限界があるということです。macOS 10.14 Mojave 以降にアップグレードするには、一つの目安ですが以下の mac が対象になります。

Mojave:
  • MacBook(Early 2015以降)
  • MacBook Air(Mid 2012以降)
  • MacBook Pro(Mid 2012以降)
  • Mac mini(Late 2012以降)
  • iMac(Late 2012以降)
  • iMac Pro(2017)
  • Mac Pro(推奨されるMetal対応グラフィックカードを搭載したLate 2013、Mid 2010、Mid 2012モデル)
Catalina:
  • MacBook(Early 2015以降)
  • MacBook Air(Mid 2012以降)
  • MacBook Pro(Mid 2012以降)
  • Mac mini(Late 2012以降)
  • iMac(Late 2012以降)
  • iMac Pro(2017)
  • Mac Pro(Late 2013以降)
** もっと詳細には、"macOS Catalina と互換性のあるコンピュータ" をご覧ください。

BigSur:
  • MacBook(2015以降)
  • MacBook Air(2013以降)
  • MacBook Pro(Late 2013以降)
  • Mac mini(2014以降)
  • iMac(2014以降)
  • iMac Pro(2017以降)
  • Mac Pro(2013以降)
上記からもご理解いただけると思いますが、よっぽど古くない限りは問題ないかと思います。


-- 現在の利用環境:

そしてさらに、そうした OS にアップグレードするには、現在のご利用環境も問題になります。

Mojave:
OS X 10.8以降
2GBのメモリ
12.5GB以上のハードドライブ空き容量が必要(OS X El Capitan 10.11.5以降)

Catalina:
OS X 10.9以降
4GBのメモリ
12.5GB以上のハードドライブ空き容量が必要(OS X El Capitan 10.11.5以降)

BigSur:
OS X 10.9以降
4GBのメモリ
35.5GB以上のハードドライブ空き容量が必要(macOS Sierra以降)

こうした要件を踏まえて、いざ OS のアップグレードということになります。


【以前の macOS をダウンロードする】

通常は、最新の OS へのアップグレードは、システム環境設定から、ソフトウェアアップデートにて行います。現在、BigSur が提供されていますので、BigSur がご利用可能な方は、そちらからアップデートが可能です。

ただし注意が必要なのは、macOS 10.15 から、macOS の仕様が大幅に変更され、macOS 10.15 以降は、64ビットアプリしか動作しなくなります。つまり何らかの事情で、32ビットアプリが導入されてたりすると、Catalina 以降になるとそれらのソフトが利用できなくなります。

そした場合、32ビットアプリが動作する最後のバージョンになる macOS 10.14 Mojave しか選択肢がなくなります。


--以前の macOS をダウンロードしてインストールする:

Mojave や Catalina といった、以前のバージョンの macOS については、以下のサイトよりダウンロードが可能です。

20210112-1-2.png 20210112-1-3.png


リンクをクリックすると AppStore が起動して、ダウンロードの画面になります。

20210112-1-4-1.png

こうして、macOS 10.14 Mojave 以降にアップグレードすれば、 Office 2019 for mac や Microsoft 365 といった製品のインストールが可能になります。


<参照>





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