何か? Office 製品がおかしいのかな?と思った時に、一度ロールバックしてみるというのは、Update が要因かを確認する一つの方法です。
今回、Windows8.1 に導入された Office 2013 Professional をロールバックしてみようと試してみたら、以前ブログでも紹介した Microsoft 365 でのロールバックと勝手が違ったので、備忘録として取り上げました。
ちなみに上記のリンクは、2018年02月09日の記事なのでだいぶ前に紹介したものです。その後も、様々なトラブルの際にロールバックをして修復する方法をブログの中でご紹介させていただきました。
【"officec2rclient"の場所が異なる】
まぁロールバックなんていつもやっていることなのでと気軽な気持ちで、コマンドプロンプトを管理者として実行して起動し、"ロールバック(バージョンダウン)して検証する" の中でも紹介しているディレクトリまで移動したまでは問題なし。
cd %programfiles%\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun
なんていうコマンドを入れたものの、続いて、
officec2rclient.exe /update user updatetoversion=***********
と入力しても何も始まらない....
該当フォルダをエクスプローラーで確認すると、そこには何もありませんでした。
-- 正しい場所:
ではどこか? 試しに、Excel 2013 を起動し、アカウントから、更新プログラムの確認をして、Click-To-Run を起動。
さらにタスクマネージャーを起動して、Click-To-Run を右クリックしてプロパティを開いたところ場所が全く違うんですね....
C:\Program Files\Microsoft Office 15\ClientX64
Windows 8.1 + Office 2013 だったりすると上記の場所になるようでした。早速エクスプローラーでプログラムの場所をたどってみると、確かにこのフォルダでした。
場所さえわかればあとは一緒で、
CD C:\Program Files\Microsoft Office 15\ClientX64
として場所を移動して、
officec2rclient.exe /update user updatetoversion=********
(***** はバージョン情報)
と入力すると、ロールバックがスタートします。
以前リリースされたバージョンについては、"Office 2013 更新プログラムのリリース日、バージョン番号、修正情報のリスト" などで事前に調べておいてバージョン情報を入力してください。
ということで、備忘録として取り上げておきました。
<参照>
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