デルアンバサダーとしてお借りした "DELL 2-in-1 DELL XPS 13"。
さてPart 2 では、"2-in-1" について改めて確認してみたいと思います。
【"2-in-1" とは?】
まずは、"2-in-1" についてです。前回にもご紹介したように、以下のような感じで形態が変わります。
ノートにもなる、タブレットにもなる。だから "2-in-1".... と単純に言ってしまえばそれまでですが、でも "ノートPC" と "タブレット" では、そもそもが用途が異なります。
ノートPCを気軽に持ち歩いて利用できるようにするには、コンパクト化、軽量化が課題になります。一方では、ビジネスで使用するノートPCである以上、必要な処理が滞りなくこなせるパワーも要求される。単純な事務作業に限らずある程度のグラフィック処理なども要求される。
一方タブレットは、コンパクトで気軽に持ち出せるのはいいけど、ビジネスで使用するには、ヘビーな作業はこなせないし、利用できるアプリにも限界がある。ストーレッジの容量も少ないので、インターネット環境は必須になるといった課題があるわけです。
なので従来、パソコンはパソコン。タブレットはタブレットで問題なかったわけですが、双方の機器が進化して、歩み寄った結果として、ノートPCでもない、タブレットでもない "2-in-1" というデバイスが登場するに至ったわけです。
DELL の "2-in-1ってどう役に立つの?" というサイトの中では、"2-in-1" の用途をその一例として取り上げて説明しています。
【多彩なモード】
"2-in-1" のように、ディスプレイが 360度回転するタイプは、その形態によって、モードが異なります。
Inspiron の例ではありますが、DELL では、その形態によって、
- ノートパソコンモード
- テントモード
- タブレットモード
- スタンドモード
と分類しています。これは、XPS でも一緒でしょう。後あえて言えば、180度に広げた状態なんてのも用途によってはありなんでしょうね。
PCとしての多彩な用途に対応させるには、インターフェースがポイントになります。そこで登場するのが、"USB Type C" (Thunderbolt 3)になります。そして、Dock などの拡張パーツということになります。
前回もご紹介しましたが、2-in-1 DELL XPS 13(7390)には、
- 右側面:Power Delivery 搭載 Thunderbolt 3(USB Type-C)
- 左側面:電源アダプタ を兼ねた Thunderbolt 3(USB Type-C)
の2つのポートが用意されています。
でも、あとは、ヘッドホンポートと、SDカードスロット以外何もなく、非常にシンプルです。Thumderbolt 3 が2つ。ここからオプションで用意されている Dock に接続することで、外部ディスプレイや、DVDドライブなど複数の周辺機器へのアクセスを手助けしてくれます。
"Dell Thunderbolt Dock" のDock を紹介しているサイトを見ると、ノートPCがまさに、デスクトップにもなるわけです。
-- テントモードではちょっと気になったことも...
XPSシリーズではおなじみの DELL CINEMA(CinemaColor/CinemaStream/CinemaSound)。
- CinemaColor:色鮮やかな映像を実現
- CinemaStream:Killer Wireless による途切れない通信
- CinemaSound:Waves MaxxAudioR Proによるスタジオ品質のサウンド
が特徴になるわけです。
この CINEMA 体験のために、一緒にDAZNの体験もさせていただきました。COVID-19 の影響もあって、残念ながらことごとくスポーツイベントが自粛されている時期ではありますが、プロ野球やサッカーなどで体験。そこで気になったのがこの音。
この XPS のノートPCシリーズでは、内蔵のスピーカーは、底面の左右に2つあります。
であるがゆえに、テントモードになるとそのスピーカーは、内側に向きます。どうもこの状態だとせっかくの迫力のある音も、こもったような音になってしまうようです。テントモードの時にはやはり何か、外部スピーカーが欲しいかな?という印象でした。
もう一つ手元にある、Inspiron 11 の 2-in-1 の場合にはキーボードのトップにスピーカーがあるせいか、テントモードにすると音は後ろに向かっていくことになるので、その迫力あるサウンドは後ろに逃げて行ってしまう。スピーカーの向きが変えられるような仕組みあればベストなのかもしれませんが... なかなか難しいところです。
【Windows10 October 2020 Update】
先日リリースされた、Windows 10 October 2020 Update。
この Update では、今回取り上げている "2-in-1" タイプの PC に向けた新機能も紹介されています。
"2-in-1" モードでの操作性の向上のため、タブレット状態にしたときに自動でタッチに最適化されたユーザーインターフェイスへ変更されるようになりました。
もっとも "キーボード" を取り外しての 2-in-1 モードに移行ということなので、どちらかと言えば Surface Pro のようなタイプを念頭に置いているんでしょう。
タッチ入力、スナップ機能、手書き入力などタブレットとしての操作性の向上は、やはりこうした "2-in-1" PC 向けのものでもあります。
<参照>