年に2回提供される Windows 10 の大型Update、"Windows 10 October 2020 Update" の提供が開始されました。
現段階ではまだ自動更新ですべてのデバイスに配信されるわけではなく、適応が可能になった Windows 10 Ver.1903 以降のデバイスで、Windows Update のところに "ダウンロードしてインストール" のリンクが表示されたら、ご使用のデバイスでの準備が整ったということになります。
【更新とインストール】
基本的には全てのデバイスに一斉に配信されるものではありません。準備が整ったデバイスには、Windows Update の画面に "ダウンロードしてインストール" のリンクが表示されます。
Windows 10 のダウンロードサイトでは、すでに ISO イメージの提供もスタートしており、つい先日までは Windows 10 May 2020 Update のダウンロードであったページも、リニューアルされて、Windows 10 October 2020 Update のダウンロードに変わっております。
手動で更新される場合には、こちらから直接ダウンロードしてインストールすることも可能になっています。
【既知の問題】
Windows 10 May 2020 Update の時には、COVID-19 の影響もあったでしょうし、さらにはなかなか既知の問題も解決に至らず、結果的にすべてのデバイス向けに自動配信されないままに終わってしまいました。
うちの Windows 10 の マシーンも、今か?今か?と思ってましたが、結局現段階では、May 2020 Update は、手動で更新したデバイスだけで自動では更新されませんでした。
もうすぐ更新される何て表示が出てたりもしてましたが、結局今はそれも消えて、恐らく "October 2020 Update" 待ちになっているんでしょうね。
さて Docs に Up されている Windows 10 のリリース情報では、今回配信されている Windows 10 October 2020 Update で確認されている既知の問題も更新されていきます。
現在公開されている情報は以下の通りです。
・サードパーティ製のドライバなどで、きちんとメーカーから提供されているドライバを適用しないとエラーになる
・ConexantまたはSynapticsオーディオドライバーを搭載したデバイスで、ブルースクリーンで停止エラーを受け取る場合がある
・ConexantISSTオーディオドライバーを搭載したデバイスで、そのドライバの更新中または更新後にエラーまたは問題が発生する
・日本語あるいは中国語の MS-IME で入力時などに問題が発生することがある
といったものですが、今後こちらの情報は更新されていきますので、それらのトラブルの修正の進捗状況なども、このサイトで確認していく必要があります。
一応、IMEの問題については、以下のサイトにもありますが一時的に IMEの互換モードを有効にすることで回避することも可能です。
ということで、"ダウンロードしてインストール" のリンクが表示された Update の準備が整ったデバイスの場合には、いいんですがそうでない場合で、手動で Update される場合には、くれぐれもご注意ください。
<参照>
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