前回 "Microsoft アカウントで使用するメールアドレスの変更 Part 1" では、エイリアスの追加から、プライマリエイリアスへの変更までご紹介いたしました。
さて実は今回、このお話を取り上げようと思った本題はこれからになります。
プライマリエイリアスを変更するまでは、ここまでで手続きは完了。
しかしもう一つやっておかないといけないのが、"連絡先情報" の更新です。プライマリエイリアスを変更しても、"連絡先情報" は更新されません。
先ほどのプライマリエイリアスを追加する際にも、本人確認のためのセキュリティコードを受け取るシーンがありましたが、ここの部分で使用される "連絡先情報" もきちんと更新して古いものは削除しておかないと、セキュリティコードが受け取れなくなってしまうケースもあります。
実際に、Office 製品の紐づけの際に初めて 自分で使用しているメールアドレスをMicrosoftアカウントを登録した...とか、Skype など特定のサービスを使用するために初めて登録しているケースなど、連絡先メールアドレスが同じメールアドレスであったりするケースも多いようです。
【 連絡先情報を更新する】
さて実際の手順を確認していくことにしましょう。
1) Microsoft アカウントのプロフィールページにサインインして、"セキュリティ" を開きます。"セキュリティの連絡先情報" にある、"情報を更新する" をクリックして移動します
2) "セキュリティの設定" 画面に移動したら、"セキュリティ情報の追加" をクリックします
3) 電話番号 あるいは メールアドレスを追加します
電話番号の場合、"この番号を確認するため、SMSが送信されます" とあるように、ここから追加可能な電話番号は、SMSが受け取ることができる電話番号になりますので、スマホなどの番号になるかと思います。
4) 今回はメールアドレスを追加してみました。メールアドレスを入力すると、"コード" の入力する画面になりますので、新たに登録したメールアドレスに届いた確認コードを入力します
5) 確認コードが入力されて、確認が完了すれば、"セキュリティの設定" 画面に戻ります。こちらに新たにメールアドレスが追加されたことが確認できます
仮にここで、今後使用できなくなるアドレスがあれば、"削除" をクリックして登録を削除しておいてください。
-- 通知オプションの追加:
セキュリティの画面ではさらに、"通知オプションの変更" が可能です。つまり登録しても、このアドレスや電話番号では、通知オプションの連絡を受け取らないというケースの際に使用します。設定変更をすると、それぞれの登録されているメールアドレスの下の表示が、"アラートを受信します" から "アラートを受信しません" に変わります。
【追加オプション】
"セキュリティの設定" 画面では、さらに "追加オプション" の設定のところからは、設定内容の確認と変更が可能です。
・お客様の身元を証明する方法:
⇒ 連絡先情報で設定されている内容
・2段階認証:
⇒ 2段階認証の有効/無効の切り替え
・サインアウト:
⇒ 不正にアクセスされているな?といったデバイスがあった場合に、可能な限りサインインされているデバイスからサインアウトさせることが可能です。ご自身で使用されているデバイスであったりしても、これを行うことでサインインされっぱなしになっているものについては、現在のデバイス以外一旦サインアウトされるようで、他のデバイスでOfficeのアカウントとしてサインインされているようなものがあった場合、こちらもサインアウトされるようです。
・回復用コード:
⇒ サインイン情報にアクセスできなくなった時のために、回復用コードを生成。これを使用することでアカウントにアクセスできるようにします。印刷して安全な場所に保管する、あるいは写真などをとって保管しておくといったことが必要になります
-- サインインまたは確認の新しい方法の追加:
"お客様の身元を保証する方法" のところには、"サインインまたは確認の新しい方法を追加" といったオプションが選択できます。こちらを利用することで、メールアドレスや電話番号以外に、"アプリを使う"、"Windows PC の使用"、"セキュリティキーを使う" といった方法が追加できるようになります。さらなるセキュリティの向上につながるわけですね。
今回は触れませんが、"アプリを使う" をクリックすると、スマートフォンに、Microsoft Authenticator というアプリを導入。2段階認証などでスマートフォンを利用する際に使用します。
ということで、Part 1/Part 2 と、2回にわたってご紹介した、Microsoft アカウントで使用しているメールアドレスの変更ですが、プライマリアドレスの変更だけではなく、連絡先情報もきちんと変更しておくことをお忘れないようにご注意ください。
** 今回ご紹介している作業を行う上で、ちょくちょく現在のMicrosoftアカウントでのサインインを求められることがありますので、その場合随時、必要なアカウント・パスワードを入力してサインインして作業を続行してください。
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