あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
さて本年i一回目は、年明け早々の 1月14日 で、Windows 7 のサポートが終了するということで、Microsoft 製品のライフサイクルポリシーについて取り上げてみました。
Windows 7 のサポートが、2020年1月14日 で終了いたします。これ自体は、すでにご存じの方も多いかと思います。サポート期限が迫るのに伴って、新しいPCへの買い替えなどもご検討されている方も多いかと思います。
さて Microsoft の製品のライフサイクルについては、以下にあるようなライフサイクルポリシーで紹介されているとおりです。
従来からある多くの製品では、上記のライフサイクルポリシーでもありますが、"固定サイクルポリシー" が採用されています。製品によっても異なりますが、一例で言えば、メインストリーム5年、延長ストリーム5年といった期間がサポート対象となっていました。
例えば、以下は、2020年10月でサポートが終了する Office 2010 のライフサイクルポリシーになります。
これに対して、Office 365 や、Windows 10 では、モダンライフサイクルポリシーが適用されております。
モダンライフサイクルポリシーと、固定ライフサイクルポリシー...
どこがどう違うのか? 一回では無理なので何回かにわたってご紹介させていただきます。
【モダンライフサイクルポリシーとは?】
早速、"モダンライフサイクルポリシー" からご紹介しましょう!
上記のサイトにもあるように、
1) "継続的にサービスとサポートが提供される製品およびサービス" が対象である
2) "条件を満たす場合に製品またはサービスのサポートが継続" されること
--条件:
・"製品またはサービスを対象に発行されたサービス要件とシステム要件に従って、最新の状態を保っている" こと
・"製品またはサービスを使うには、ライセンスが必要"、つまりきちんとライセンスされた製品を使っていること
・”Microsoft は、現時点で製品またはサービスのサポートを提供している必要” があること
があげられております。
ちょうどこれに該当するコンシューマー向け製品が、サブスクリプションとして提供されている "Office 365" であり、さらには、"Windows 10" であったりするわけです。
【固定ライフサイクルポリシー】
新しく導入された "モダンライフサイクルポリシー" に対して、旧来の製品に適用されていいるのが、”固定ライフサイクルポリシー” になります。この1月14日にサポートが終了する Windows 7 はまさにこちらになります。
また冒頭でご案内した、2020年10月にサポートが終了する Office 2010 もこちらになります。メインストリームの5年、延長ストリームの5年が満了して、まさにサポートの終了の時期が訪れつつあるということになります。
”ソフトウェア・エンジニアリング” と言った考え方も、その背景にあったりもしますが、10年一昔ともよく言います。10年も経つと世の中の事情もだいぶ変わってくる。特に昨今の様に世の中の変化も早く、またソフトウェアを取り巻く環境も劇的に変わってくる。その間に脆弱性が見つかればそれを修正していかないといけない。利用規約の見直しも必要などなど。
常に最善の状態で使用していただくためには、常にこうした事情を踏まえてソフトは進化していかないといけないわけですね。昔のままでいられない事情がそこにはあるわけです。
さて、Windows 10 の現状はどんなものか?これについてはまた次回取り上げてみたいと思います。
<参照>
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