本日配信されている更新プログラムの影響で、Access 2010/2013/2016 と、Access のランタイムを利用しているようなケースで、”クエリが破損しています" というエラーが表示されて正常に動作しないというトラブルが発生しているようです。
MSコミュニティにて確認している限りでは、USのMS Community でも同様のトラブル相談もあることから、国内外ともに同様の状況が確認されております。
当面は、該当の更新プログラムを削除して様子を見るしかなさそうです。
Access 2010: KB4484127
Access 2013: KB4484119
Access 2016: KB4484113
今回配信されているプログラムで影響が出るのは、上記の3つ。
これらのプログラムが、Windows Update を介して提供されるのは、Access 2010 については、C2R版はないのですべて Windows Update 経由になりますので、すべてのユーザーが対象に。またAccess 2013 および Access 2016 については、基本的にMSI版として提供されている VL版などでのご利用の方が対象になります。
Access 2019/365(C2R版)は、USのサポート情報を見ると、
Access 2019 Volume License
Access O365/2019 (Version 1911)
Access O365/2019 (Version 1911)
についてはやはり同様のトラブルが発生するようです。
"Access error: "Query is corrupt"" では、一応すでに修正プログラムの配信予定が提示されていますが、ちょっと時間がかかるようです。
なお、今月配信されているセキュリティの更新プログラムについては、"2019 年 11 月のセキュリティ更新プログラム (月例)" から各サイトへのリンクをたどっていただければ確認いただけます。
【2019/11/20更新】
"Access error: "Query is corrupt"" によると、その後さらに情報が追加更新されているようです。
Access 2016 のVL版などの、MSI版については、11/18(日本時間 11/19)に修正プログラムの提供が開始されているようです。
Access 2016(MSI版):KB4484198
-- その他
Access 2010:11/22 配信予定
Access 2013:11/22 配信予定
となっているようです。
情報は随時更新されますので、詳細は随時、"Access error: "Query is corrupt"" をご覧ください。
** 一応、"Access error: "Query is corrupt"" の日本語サイト、"Access エラー: 「クエリは破損しています」" もありますが、US版の情報が日本語版になるのに多少時間がかかるため、最新情報は、USサイトをご確認いただくことをお勧めいたします。
【2019/11/24更新】
"Access error: "Query is corrupt"" によると、
Access 2010/Access 2013(MSI) 向けの修正プログラムの配信予定が、当初の予定では、11/22 でしたが、今回更新された情報では、1週間遅くなり、11/29 となったようです。
その他、修正プログラムの配信予定は、上記サイトをご参照ください。
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わが社の場合はOffice365だったので、アップデートのアンインストールができず。リンク先の英語記事を参考に、テーブルをクエリから丸ごと参照して、SQL文を差し替える方法で乗り切りました。
解説つくってみましたので、参考にしていただけるとうれしいです。
https://mocabrown.com/blog/archives/5750
https://mocabrown.com/blog/archives/5771
リンクの方も、このサイトをご覧になる皆さんにとっても、非常に参考になるかと思います。
重ねて、お礼申し上げます。
>ダディーさん
>
>昨日こちらの記事を拝見してアップデートが原因だとわかって対応できました。ありがとうございます。
>
>わが社の場合はOffice365だったので、アップデートのアンインストールができず。リンク先の英語記事を参考に、テーブルをクエリから丸ごと参照して、SQL文を差し替える方法で乗り切りました。
>
>解説つくってみましたので、参考にしていただけるとうれしいです。
>https://mocabrown.com/blog/archives/5750
>https://mocabrown.com/blog/archives/5771
>
大変参考になりました。
ofiice2019の場合officeのアップデートが見つからないので困っていました。
officeのバージョンが混在するので発生する端末と正常終了する端末が入り混じっていました。正式なアップデートを待ってもよかったのですがその間使えない端末が出てしまうのも混乱するのでダディーさんの解説を参考にして更新クエリーを単一テーブルにダミーで同じテーブルを配置してキーにリンクをはることによりあっという間に解決しました。
マイクロソフトもアップデートは慎重に行ってほしいものです。
業務で使用している立場からすると無駄な時間と労力及び業務への支障が発生してしまいます。
ともあれダディーさんとても参考になりました。ありがとうございました。