今月は、多方面で Update の影響が出ているようで、先日ご紹介した、Surface 2(Windows RT8.1)の Internet Explorer 11 が起動できなくなる以外にもいろいろあるようです。
今回ご紹介するのは、Windows 7 向けに配信された "KB4516065" というマンスリーロールアッププログラム。
これが導入された場合の症状として...
Internet Explorer 11 で、Yahooなどを表示したときに、アドレスバーなどの検索ボックスでは、日本語入力ができるのに、Yahoo の画面上の検索枠では、日本語入力(MS-IME)のツールバーが消えてしまって日本語入力ができなくなります。
試しに、Google IME も入れてみましたが、こちらでも一緒でした。
【"KB4516065" とは?】
さてこのプログラムのサポートサイトを見ると、これ以外にも既知の問題があるようで紹介もされているので、そもそもこれが原因なら、削除してしまえ.... というのはちょっとお待ちください。
そうはいかないのが現実問題なんです。
このプログラムには、上記の画像にもあるように「32 ビット (x86) 版の Windows 用に、Microarchitectural Data Sampling と呼ばれる投機的実行サイドチャネルの脆弱性の新しいサブクラスに対する保護機能を提供します (CVE-2019-11091、 CVE-2018-12126、CVE-2018-12127、CVE-2018-12130)」(2019 年 9 月 11 日 - KB4516065 (マンスリー ロールアップ) より引用)などということで、こうしたセキュリティの問題を修正する目的もあるからです。
【ではどうするのがいいのか?】
とりあえず多少不便でも、当面は KB4516065 については削除せずにお待ちいただくのがベストかと思います。
Windows 7 であれば、先にご紹介した、Windows RT8.1 のように、Internet Explorer しか利用できないという状況でもないですから、他のブラウザも利用できます。
Windows 7 であれば、先にご紹介した、Windows RT8.1 のように、Internet Explorer しか利用できないという状況でもないですから、他のブラウザも利用できます。
検索であればツールバー上の検索ボックスも利用は可能です。
また何か情報が入りましたら、こちらのサイトでもご紹介したいと思います。それにしてもほんと、今月は比較的身近なところでのトラブルが多いですね...
<参照>
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