通常は、Outlook を起動すると、プログラム起動後、自動的に送受信が開始されます。
ただし設定次第では、開始されないケースもあります。
以前にも、いくつかのケースをブログでもご紹介してきました。
エラーが表示されて送受信できない場合には、そのエラー内容に応じた対処法が必要になるわけですが、エラーが表示されない場合にはどんなケースがあるのか? もう一度整理してみました。
1) "オフライン作業中" になっている
2) "送受信グループの定義" のところで、対象外になっている
の設定あたりについては、以前にもご紹介させていただきました。
そして今回は、"送受信グループの定義" と関係のある "予定された送受信を無効にする" 設定が有効になっているケースについてご紹介します。
【"予定された送受信を無効にする" 設定とは?】
自動的に送受信させないための一時的な措置として ON/OFF を切り替えて利用します。
実は以前にも、Outlook 2003/2007 の例で、過去に紹介しておりましたね...
通常、Outlookの場合、PCが起動していて、Outlook を立ち上げたままの状態であれば、"送受信グループの定義" での既定値により、例えば "30分" 毎に、自動で送受信が行われます。
しかしメールを送りたいけど後で送りたい場合には、こうした機能が働いてしまうと、送信トレイに置いておいてあとで送ろう?とする、いつの間にか?送られてしまった...ってことになってしまいます。
送受信定義などで細かく設定してもいいですしまた、都度設定を変更してもいいんでしょうけど、これが日常であれば、送受信定義を開いて、チェックを外して自動で送受信しないようにしてしまうと、当然ながら起動時に自動的にメッセージを送受信するためには、Outlook 起動後、一度 "すべてのフォルダーを送受信" をクリックする手間が増えます。
【一時的に送受信させない】
そんな時に、一時的に送受信させないように設定するための機能が、"予定された送受信を無効にする" になります。これを必要に応じてクリックしてチェックを入れて ON にします。
上記のようにシンプルリボンの場合が左、通常のリボンの場合が左になります。
この状態だと送受信の定義で定義された予定された送受信は実行されません。
ただし当然ですが、これが ON の状態で、Outlook を終了してしまうと、次回起動しても自動では送受信されません。
こうした機能、上手に使えば便利ですけど知らないうちに有効になってたりすると、なぜ?ってことになってしまいますね。
ということで、今回は、"送受信が開始されない" 事例として、"予定された送受信を無効にする" 機能についてご紹介させていただきました。
<参照>
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