このエラーでインストールできないケースいろいろあるようです。
なのでこれで絶対大丈夫というわけではありませんので、予めご了承ください。
今回は、これで無事再インストールが完了したので、備忘録として取り上げてみました。
利用環境:
- Windows 8.1
- Office Home and Business 2013(PIPC版)
【エラー内容と経緯】
ある時、デスクトップ上のExcelのアイコンをダブルクリックしても、プログラムが起動しない。それどころか?リンクが無効なので、ショートカットを削除していいか?とメッセージが表示されました。
CドライブのMicrosoft Office のフォルダを開いてみても、フォルダはあっても何もない...
さらに、プログラムのアンインストールを開いたときに、インストールされたプログラムの一覧にもすでに、プログラム名も表示されていない...
そんな状況でした。
【エラーが表示さるまでの流れ】
まずは以下のような手順で確認してみました。
-- Officeの修復:
プログラムの一覧に項目がないので、Officeの修復(オンライン修復)という作業はできませんでした。
-- 再インストール:
一応、再インストールの前に何か?残ってたらよくないかな?と、まずは、以下のサイトから、"Microsoft Office 365 のサポート/回復アシスタント" というツールをダウンロードして実行。
ただし実行結果は、プログラムがインストールされていないということで、何もされないまま終了。
★ 手動で削除する方法も確認される方はこちらを参照してください。
本来なら前回ご紹介した、"O15CTRRemove.diagcab" も試したかったんですが、この時には、すでにリンクが見つからず試すチャンスはありませんでした。
ただし一応、回復アシスタントを走らせたしということで、再起動した後、再インストールへ。
PIPC版、それもPremiumシリーズの前のものなので、Microsoft アカウントには紐づかないタイプ。つまり都度、手元にあるプロダクトキーを利用してインストールするタイプです。
ただし、紐づけはされないものの、インストールにあたっては、Microsoftアカウントは必要です。
PIPC版、それもPremiumシリーズの前のものなので、Microsoft アカウントには紐づかないタイプ。つまり都度、手元にあるプロダクトキーを利用してインストールするタイプです。
ただし、紐づけはされないものの、インストールにあたっては、Microsoftアカウントは必要です。
そして再起動後、
にアクセスして、インストールスタート!
Microsoftアカウントでサインインして、プロダクトキーを入れる....ここまでは順調に完了。
ただし、この後さほどたたずに、"エラーコード: 0-1012(0)" と表示されてインストールが中断。
ただし、この後さほどたたずに、"エラーコード: 0-1012(0)" と表示されてインストールが中断。
-- エラー内容:
具体的なエラーの内容としては、
---
申し訳ございません。Officeプログラムのインストール中に問題が発生しました。
インターネット接続は機能していますか?メインのハードドライブに十分な空き容量はありますか?
上記の項目を確認してから、もう一度インストールしてみてください。
インターネット接続は機能していますか?メインのハードドライブに十分な空き容量はありますか?
上記の項目を確認してから、もう一度インストールしてみてください。
エラーコード:0-1012(0)
---
といったもの。で、一応エラー内容に従って確認。
・インターネット回線 ---> 問題なし
・HDDの空き容量 ---> 問題なし
・セキュリティソフト ---> 無効にしても変わらず
・HDDの空き容量 ---> 問題なし
・セキュリティソフト ---> 無効にしても変わらず
"Office のインストール時にエラー コード 0-1011、30088-1015、30183-1011、または 0-1005 が表示される" に記載されているような内容をとりあえず試したものの、インストールを始めるとすぐにこのエラーが出てストップする状況でした。
【今回改善に至った対処法】
-- Microsoft アカウントを作成:
もともと、ローカルアカウントで、メインで使用しているアカウントに管理者権限を設定して利用していた状況でした。
今回の Office Home & Business 2013 PIPC 版は、それ以降に発売されている Office Premiumシリーズなどのように Microsoftアカウント とは紐づくものではありません。ただし、いずれにしてもインストールの際にはこれが求められます。
ということで、新規に Microsoft アカウントを作成。すでにお持ちの方はお持ちのMicrosoftアカウントをご利用ください。
-- Windows にユーザーを追加:
今回の場合、Windows 8.1 でしたが、Windows 10 でも同様です。
続いて、Windows に、Microsoftアカウントを利用して新規に管理者権限のあるユーザーを作成します。
長くなるので省略しますが、上記のサイトなどを確認してみてください。
新規に管理者権限のあるローカルアカウントでも問題はないかもしれませんが、一応どうせ使うんだしということで、新規に取得したMicrosoftアカウントで管理者権限のあるユーザーを追加しました。
-- 再インストール開始:
再度、https://setup.office.com/ にアクセスして、セットアップスタート。
そして数十分後、何事もなかったかのようにあっさりと無事完了。
ユーザーを切り替えて、もともとのローカルアカウントにて、アプリを起動。
正常に起動し、Outlookについても、もともとあったOutlookファイルのデータを読み込んで、さらにメールアカウントの設定も引き継がれて動作するようになりました。
もっとも再インストール後、メールアカウントの設定が元通りに引き継がれているってことは、やはり完全には削除されていなかったってことですね。
以前に、
のところで、"SetupProd_OffScrub.exe(Microsoft Office 365 のサポート/回復アシスタント)" では削除ができないケースがあることにも触れましたが、まさに今回がそれでした。
"Microsoft Office 365 のサポート/回復アシスタント" を走らせても、プログラムが見当たらないとなって、削除ができないわけですから、完全削除を試すのであれば、やはり、"O15CTRRemove.diagcab" じゃないとダメなんでしょうね。
でも今回のケース。逆に言えば完全削除をしなかったので、Outlook の PSTファイルとの紐づけや、メールアカウントの設定などがそのまま引き継がれたわけなので、今回の場合には、逆に "O15CTRRemove.diagcab" を使わなくて正解だったのかもしれません。
【2019/10/18更新】
このエラーに久々に遭遇。エラーの経緯は一緒なので省略します。
さて今回は、とりあえず、ローカルユーザーに管理者権限を与えてユーザーを作成。そして無事インストールが完了。
ユーザーをもとに戻してみると、"Microsoft Office 365 のサポート/回復アシスタント" を走らせて削除したつもりでしたが、やはりメールアカウントの設定などはそのまま引き継がれており、起動できるようになりました。
連絡先のデータも無事元通り。
やはりこのエラー、管理者権限のある別ユーザーを作成して、そちらでインストールし直すのが一番間違いないようです。
これで2回目...
<参照>
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