時々、macOSは順次アップグレードしていても、Office製品のアップグレードがきちんとできていないため、WordやExcelなどが正常に動作しない.... そんな例を見かけます。
そして、Updateをかけてみても、何もUpdateが検出されない... これで最新の状態なんだな?って思っていませんか?
ご自分で使用されている Office 製品ですから、ぜひ正しく現在の状況は把握しておきたいものです。
【MAUによるアップデート】
Mac 版 Office の場合、更新プログラムの確認やインストールは、MAU (Microsoft AutoUpdate)というプログラムにより行われます。当然ながら自動更新になっていれば、あえて更新せずとも自動で更新されていきます。
まずは、更新プログラムの確認までの基本的な流れから....
1) Word でも、Excelでも構いませんので、アプリを一つ起動し、ヘルプ>更新プログラムのチェック とクリックします
2) Microsoft AutoUpdate が起動してきますので、”更新プログラムのチェック” をクリックします
3) チェックがスタートして、更新プログラムが検出されれば、いつもご紹介しているようなインストールの画面に進みます。何もなければ以下のような表示になります
【最新バージョンを確認する】
さてとは言え、更新が見つからないからといって、現在のバージョンが最新バージョンであるとは限りません。
そんな場合には、以下のサイトにて最新のバージョンを確認します。
・What's new in Office 365
・Office 365 の新機能
・What's new for Office Insiders
・Office Insider で利用できる新機能
・Release notes for Insider Fast builds of Office 2016 for Mac
・Office 365 の新機能
・What's new for Office Insiders
・Office Insider で利用できる新機能
・Release notes for Insider Fast builds of Office 2016 for Mac
日本語サイトの更新は遅れ気味なので、バージョン情報は、なるべくUSサイトで確認した方が正しい情報を得られるかと思います。
ちなみに現在(2019/1/22現在)の Mac 向けの Office 製品の最新バージョンは以下の通りです。
<Office 365/2019>
通常版:Ver.16.21(19011500)
Insider Slow:Ver.16.21 (19010803)
Insider Fast:Ver.16.22(19011501)
<Office 2016>
・Ver.16.16.6 (19011400)
<MAU>
・Ver.4.7.0
【現在使用中のアプリのバージョンを確認する】
さて、順番は前後してしまいましたが、果たして自分が使用している Office 製品のバージョン情報はどこで確認するのか?
1) Wordでも、Excelでも構いませんので、アプリを起動してみます
2) メニューバーの、アプリ名をクリックして、"(アプリ名)について" のところをクリックします
ちなみに、プログラムのバージョンは、Mac版の場合、プログラムによって多少異なることがあります。Windows版の Office 製品のように全てのプログラムがまとまって Updaet されるわけではなく、Word、Excel、PowerPoint、Outlook といった製品ごと個別に Update が提供されるためです。Windows 版と違って、Word や Excel など個別に再インストールなどができるという非常に便利なメリットがある反面、ちょっと面倒と思われるかもしれませんが、そのぐらいは手間を惜しまずに行ってみましょう。
ですので、正しく把握するためには、各アプリを開いて、各アプリのバージョンを一通り確認しておくことをお勧めいたします。
MAU(Microsoft AutoUpdate)のバージョンは、更新プログラムをチェックした際に、同様にメニューバーから確認してみてください。MAUにもバージョンがありますので、最新バージョンをご使用いただくことをお勧めいたします。
【最新バージョンに更新する】
さて、自分で使用しているバージョンもわかって、さらにそれが最新状態ではないことも分かった。でも、Updateをかけても最新と表示されてしまう.... そんな場合にどうしたらいいのか?
ここからが本番です。残念ながら、Office Insider 版には直接ダウンロードできるようなものはありませんが、通常版については、
Mac 版の更新プログラムは、Windows版 と違い、直接、それも個別に更新プログラムをダウンロードして、インストールすることも可能になっています。
そうした情報を確認するのが、
になります。
こちらのサイトをご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、各バージョンのダウンロードのリンク先と詳細情報が提供されています。
注意したいのは、ダウンロードできるものにも、
・インストールパッケージ
・更新プログラムパッケージ
があります。
以前にもブログの中でも紹介しましたが、Update をかけたものの、Updateが全く進まず、更新ができないため、Wordなど特定のパッケージ製品のみを削除して入れ直したい... そんな場合には、一旦削除した上で、インストールパッケージをダウンロードして、インストールし直します。
今回ご紹介しているように、すでに製品は導入済みで、正常に動作しているものの、更新をかけても更新プログラムが検出されない... そんな場合には、更新プログラムパッケージになります。
また、同様に MAU(Microsoft AutoUpdate) についても上記サイトから最新バージョンをダウンロードできます。
実際に製品を利用していると様々な局面にに直面します。それに伴って、特定の機能がそのバージョンで使用できないとなった場合、バージョンダウン(ロールバック)せざるを得ないケースもあるかもしれません。
以前にもロールバック方法については、ご紹介していますが、そうした状況で一度ロールバックした場合でも、ある程度時間が経過したら最新バージョンにUpdateしてみて、改善されているかどうかも含めて確認してみることをお勧めいたします。
もっともダメであれば、再度ロールバックせざるを得ないケースもあるかもしれませんが、そんな場合には是非フィードバックしてみてください。仮にそれが製品自体の不具合であった場合で、特定の状況下でしか発生しないようなものであれば、製品チームでも把握しきれていないものなどもあるかもしれませんので.... 。
利用する立場だとしても、より良い製品づくりに貢献することで、より使いやすい製品として成熟してくれる.... そんな WIN-WIN の関係が築ければ、いいことですよね。
<参照>
・What's new in Office 365・Office 365 の新機能
・What's new for Office Insiders
・Office Insider で利用できる新機能
・Release notes for Insider Fast builds of Office 2016 for Mac
・Office 2016 for Mac の Insider ファースト ビルドのリリース ノート
・Office Insider/Microsoft Community(US版)
・Outlook Blog/Tech Community
・Check for Office for Mac updates automatically
・更新プログラムを自動的にチェックする
・Office for Mac の更新履歴
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