キーボードを見ると、ノートタイプのPCなどの場合、ファンクションキーのところに、Wi-Fiのオン・オフや、画面の明るさ調整、音量調整などの機能が割り振られていたりします。
そうした場合多くのケースでは、ファンクションキーの、F1-F12までのキーを、本来の、F1-F12のキーとして使用するには、"Fn" キーなどのキーを組み合わせて、Fn+F6 などのように使用する必要があります。
これに対して通常そうした機能を持たないデスクトップPCなどで使用するキーボードの多くは、以下の様にファンクションキーには何も機能が割り振られていないケースが多いかと思います。もちろん多機能なキーボードをご利用であれば、事情は異なりますので、たとえデスクトップといえどもこれに限ったことではありません。
実際に使用する場合、例えば、IMEの変換の機能などを使用するにあたっては、F6-F10のキーに以下のような機能が割り振られているので、単純に日本語変換のつもりで、ファンクションキーを押したら、変換されずに、画面の明るさ調整の機能などが動作してしまった.... なんてことがあったりします。
・F6:ひらがな
・F7:カタカナ
・F8:半角
・F9:全角英数
・F10:半角英数
・F7:カタカナ
・F8:半角
・F9:全角英数
・F10:半角英数
もちろん、Fnキーを押しながらやればいいだけのことなんですが、ついつい忘れて、都度やり直さないといけない。それが面倒...
今回はそんなケースの機能の設定変更についてのご紹介です。
最近のPCだとファンクションキーロックなどの機能設定ができるケースもありますので、その場合には、ファンクションキーロックで対応すればいいわけですが、そうした機能がないものについては、BIOS(UEFI)の設定を変更する必要があります。
【UEFIの設定を変更する】
1) PCを一旦、Shiftキーを押しながら、再起動ボタンをクリックして、PCを再起動します
2) "オプションの選択画面" が表示されたら、"トラブルシューティング" を選択して、エンターで進みます
3) "詳細オプション" の画面になったら、"UEFIファームウェアの設定" をクリックします
4) "UEFIファームウェアの設定" の画面になったら、"再起動" をクリックして、PCを再起動します
** 多少この次の画面は、PCによって若干異なるようなので、PCに従って進みます。うちにあるDELLのPCだとすぐにBIOSの画面になりましたが、HPのPCだとメニュー画面がでてBIOSを選択しないと、BIOSの画面に移行しないようでした。
今回は、手持ちの DELL Inspiron 11 3000(2-in-1) で確認しています。LenovoのPC(idea pad)などでも同様に一部今回ご紹介するような設定を変更する必要があるものもあるようなので、このあたりは、PCによりけりということになります。
5) PCが起動してきたら、BIOSの画面で、このホットキーの設定を探します。今回の、DELLのPCでは、"Advance" のところに移動して、"Function Key Behavior" という項目があるので、矢印キーで移動して、エンターを押し下げると、設定画面が出てきます。
6) 設定が変更されたら、F10キーを押して、BIOSの設定を上書き保存します。そして自動的に再起動が始まります。
という形で設定すれば、F1-F12のキーは従来のファンクションキーとして、画面の明るさなどの機能は、Fnを押しながら利用するという形に設定が切り替えることができます。
ただし.... 後日談になりますが、今回使用した DELL の Inspiron には、キーボードをよく見ると、実はファンクションキーロックの機能がついていたんですね...
このPCについては、単に、"Fnキー + ESC" とすれば、ファンクションキーロックができますので、わざわざこんなUEFIの設定を変更する必要ないようです。
また古いPCなどで、UEFIに対応していないものだったりすると、最初にご紹介した Shiftキーを押しながら再起動しても、BIOS の画面に行けないものもありますので、この場合には従来通り、PCの電源投入後にメーカーのロゴマークが出たところで、画面下部などに表示される指定されたキーを押していただいて、BIOSの設定画面に入って設定を行います。
<参照>