以前に取り上げました、Outlookのルールで不具合が発生している件の続報です。
自分の環境では特に問題なくルールも動作していたので検証できませんでしたので、ご紹介を兼ねて取り上げた上記の記事。
ところがその後、Microsoft コミュニティなどでもかなり多く、この件についての質問が上がるようになり、そのトラブルの影響範囲の大きいことが明らかになってきました。
メッセージに従って、プログラムを入れなおしてもダメであることは、当初よりブログの中でも報じられてましたので、暫定的な対処法としてメッセージルールの削除が紹介されていました。
しかし、削除するにもそのダイアログが開けないという方もいらっしゃるため、以下の様にコマンドプロンプトを利用した削除方法についても取り上げさせていただきました。
この段階では、とりあえずメッセージルールを削除すれば、ルールによる仕訳はできなくなるものの正常に動作するようになること、また改めて、ルールを作り直せば改善することもあることが紹介されており、ルールの作り直しで確かに改善された方もいらっしゃったようです。もちろん記事の中では、ルールを作り直したところで再発する可能性についても触れておりました。
さてその後、この11月の修正プログラムに対する修正プログラムがリリースされました。"[12/26 更新] 2018 年 11 月の Outlook セキュリティ更新プログラム (32 ビット)を適用後、一部ユーザーでクライアント ルールが動作しない、ルールの編集やインポートができない" のところに、MSI版向けの更新プログラムのダウンロード先のリンクが紹介されております。
ただし、クイック実行版(C2R版)については、
・月次チャネル バージョン 1811(ビルド 11029.20208) 以降のビルド
・半期チャネル (対象指定) バージョン 1808 (ビルド 10730.20262) 以降のビルド
・半期チャネル バージョン 1803(ビルド 9126.2336) 以降のビルド
・半期チャネル (対象指定) バージョン 1808 (ビルド 10730.20262) 以降のビルド
・半期チャネル バージョン 1803(ビルド 9126.2336) 以降のビルド
で修正されているとのことのようです。
ただし、今回この修正を適用することで一部のユーザーでルールの編集ができなくなるという新たなトラブルが発生しているようです。
"[12/27 更新] 2018 年 12 月の Outlook 更新プログラム (32 ビット) を適用後、一部ユーザーでルールの編集が編集ができない" で触れていますが、"ルールで指定したメールの移動先フォルダーが存在しないなど、不完全な状態となっているルールが存在する場合" といった不完全なルールがあるとここで紹介しているようなルールが編集できなくなるというトラブルが発生するようです。
その場合、やはり
1) コマンドによりルールを削除してルールを作り直す
2) 修正プログラムを一旦削除して、ルールを修正したうえで再度修正プログラムを適用する
といった対処法が必要になるようです。
【追加情報】
ちなみに、先日紹介したWordの不具合ですが、今回のOutlookの件で、その修正が、"月次チャネル バージョン 1811(ビルド 11029.20208) 以降のビルド" とありますが、このバージョンにすると、今度は、Wordの方で、以下の不具合が発生します。
もっともこちらは、Outlookほどの影響はないのですが.... あっちがよくなれば、こっちに影響がでる...
気になるかもしれませんが、Wordについては修正を待つしかなさそうですね。
<参照>