2018年09月26日

Office 2019 for Mac が正式にリリース!

前回は、Windows版について取り上げましたが、そのシステム要件など細かいことを書き出すと長くなるために、Mac版については、別途取り上げさせていただきました。

20180925-1-1.jpg

Mac版については、この9月の更新からすでに Office 2019 に向けての更新がスタートしております。


【システム要件】

まずはシステム要件から。これまでに、Office Insider の更新情報の中でも何度か取り上げましたが、サポートされるのは2つ前のOSまでになっています。

なので、

現在の時点では、OS10.12(Sierra)OS10.13(High Sierra) がサポート対象になります。

* ただし、間もなくリリースが予定されている OS10.14(Mojave) がリリースされた場合、OS10.13(High Sierra)OS10.14(Mojave) のみがサポート対象に変わります

Mac版についてはここが非常に注意が必要です。

以前にもブログで "9月の更新プログラムからは、mac OS の Update も必要になる" と取り上げさせていただきましたが、Office 2016 for Mac については、OS10.10(Yosemite)以降をサポートしておりますが、この9月から提供されている更新プログラムからは、この2つ前までの OS のみをサポートするという要件を満たしている必要があります。

そのため、OS10.10(Yosemite) OS10.11(ElCapitan) をご利用の方は、引き続き、Office 2016 をご利用いただけますが、セキュリティに関する更新プログラムについては、引き続きサポート終了まで提供されますが、それ以外の新しい機能の追加という部分については、9月以降は提供されなくなっています。

また現在提供されているインストーラーが、すでにOS10.12に対応したものになっていますのでご注意ください。買い切り版の場合には、提供されているインストーラーは、OS10.10以降対応のものになっているので普通にインストールしてご利用いただけます。


【ダウンロードおよびインストールについて】

今回提供が開始されているのは、ボリュームライセンスユーザー向けということでしたが、Mac版をダウンロードできるCDNにて確認し、さらに、Office 365 E3 や Office 365 Solo のダウンロードのところで確認すると、すでに "Ver.16.17.18090901" の提供が開始されておりました。

20180925-5-1.png

一応メールできたリンクをたどってダウンロードしてみたところ、"Microsoft_Office_16.17.18090901_installer.pkg(1.7Gb)" がダウンロードされるようです。

念のため、現在Mac版としてCDNにて提供されているものを確認すると、

Office 365/2019 Suite Installer(Word / Excel / PowerPoint / Outlook / OneNote / OneDrive / MAU):
Ver.16.17.18090901 64-bit
MinimumOS 10.12.x

Office 2016 Suite Installer(Word / Excel / PowerPoint / Outlook / OneNote / OneDrive / MAU):
16.16.18091001 64-bit aka 16.16.2
MinimumOS 10.10.x

となっておりました。

現在Mac版の Office Insider版(Insider Fast)には、Ver.16.18(18092400) まで上がっているので、すでに Office 2019 の領域ってことなんでしょうか? 

20180925-5-3.png
** 前回、Office Insider Fast 更新情報では、Ver.16.18(18091900) をご紹介したのですが、本日確認したところ、いつの間にか? 9月24日(日本時間9月25日)付で配信が提供されている Ver.16.18(18092400) に Update されておりました。


【ボリュームライセンスユーザーのアップグレードについて】

これまで Office 2019 Preview for Mac をご利用だったボリュームラインセンスユーザーが、Office 2019 for Mac にアップグレードする場合、わざわざ削除してから入れなおす必要はないようです。

20180925-2-2.jpg

Volume License (VL) Serializer package(ボリュームライセンスシリアライザー パッケージ)をボリュームライセンスセンターからダウンロードして、Office 2019 Preview for Mac がインストールされている Mac 上で展開するだけで、Office 2019 for Macとしてご利用いただけるようになります。

先ほどと同じようにCDNにて確認すると、

・Office 2016 Volume License VL Serializer 2.0 64-bit
・Office 2019 Volume License VL Serializer 3.0 64-bit

が提供されておりました。


【Office 2019 の新機能について】

"What's New in Office 2019" でも紹介されていますが、Windows版同様に、Office 365 サブスクライバーとして Office 2016 for Mac
をご利用だったユーザー向けに提供されていた機能が追加された形で、Office 2019 for Mac が構成されているようで、目新しさはないのですが、どちらかといえば、Mac版の場合には、以下のような買い切り版(永年ライセンス版)をご利用の方も多いかと思いますので、そうした方々か買い替えるにあたっては、機能が追加されているということになります。

買い切り版(永年ライセンス版):
・Office Home & Student 2016 for Mac
・Office Home & Business 2016 for Mac
・Word 2016 for Mac などの単体製品

"Office 2019 Commercial for Windows and Mac frequently asked questions" の中の、"Office 2019 for Mac features" でもいくつか紹介されております。プレビュー版向けの情報ですが基本的には現時点では一緒です。

20180925-6-1.jpg 20180925-6-2.jpg

Office 2016 for Mac を、OS10.11(ElCapitan)などでご利用の方に比べると、今後さらに機能は追加されていくようなので、その機能の違いは広がっていくことになります。

走り出した Office 2019。Windows 版でも起動時は、従来の様に、Word2013 とか、Word2016 などの年号表示がなくなって、サブスクライバー向けのものについては Word 365 という "365" の表示に変わりました。

Mac版では、従来からこうした表示はなかったものの、これまでの年号による製品から、バージョン(ビルド)を利用した製品管理に変わっていくのでしょうね。

Office 2019 for Mac に向けての情報についても、今後また進展がございましたらご紹介させていただきます。


<参照>





Microsoft Store (マイクロソフトストア)


posted by クリック at 09:20| 東京 ☔| Comment(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。