おそらく検索すればいっぱい出てくると思いますが、自分のための覚書として取り上げてみました。
Windows 8 には、Reader が、そして Windows 10 には、Microsoft Edge が、PDF閲覧の既定のファイルとして設定されています。OS 標準で、PDF ファイルの閲覧ができるようになったのは非常にありがたいことではありますが、やはり先行する Adobe Acrobat Reader のような使い勝手にはいきません。
その一つが "サムネール" 表示。
PDFファイル のサムネール表示が、いずれの場合もできません。
ではどうしたらサムネール表示が可能になるか?確認してみました。
今回の検証環境は以下の通りです。
・OS:Winodws 8.1/10 ともに、64ビット版
・PDFビューワー:Adobe Acrobat Reader DC バージョン 2018.011.20058
【OSの機能だけではできない】
まずはご覧いただくとお分かりのように、Windows 8.1 にしても Windows 10 にしても、エクスプローラーの機能では、表示できません。仮にプレビューウィンドウを使用していたとしても、そちらにも表示できません。
上記の例をご覧いただくとお分かりいただけますが、左から、Windows 8.1、そして Windows 10 の画面になります。最後の画像は一般的なJPEG形式のファイルですが、こうしたJPEGファイルのように、PDFファイルだとサムネール表示や、プレビュー表示ができません。
【Adobe Acrobat Reader DCを入れてみる】
もちろん、PDFファイルのビューワーとしては、様々なものがありますので、ソフトによってその設定も異なるかと思いますが、そこは一番の老舗、Adobe 社の、Adobe Acrobat Reader DC(無料)を入れてみました。
そしてインストールが完了。ここで、エクスプローラーを開いてみます。
ご覧いただくとお分かりの様にプレビュー表示はできるようになりました。ただしアイコンは、Adobe Acrobat Reader DC のままでサムネール表示にはなっていません。
-- さらに設定が必要!
"Adobe Acrobat Reader DC" を導入しただけだと、サムネール表示にはできないので、さらに設定して機能を追加してあげる必要があります。それが以下の手順です。
1) Adobe Acrobat Reader DC を起動します
2) 編集>環境設定 と開きます
3) "分類" のところでは、"一般" をクリックし、右ペインに表示された "基本ツール" の中にある "Windows Explorer で PDF サムネールのプレビューを有効にする" にチェックを入れ、画面下部の "OK" で閉じます。すると追加の機能のインストールが開始されます
4) 完了後、再度 エクスプローラーを開いてみてください。サムネールも、またプレビューも正常に表示されるようになりました
といった形で、PDFファイルのサムネール表示が可能になります。
上記の導入例は、Windows 10 のケースですが、Windows 8.1 でも同様です。
Adobe Acrobat Reader DC などの、PDFビューワーを入れれば、通常後からインストールしたものに関連付けは変わるかと思いますが、Adobe Acrobat Reader DC に限ったことではないかと思いますが、ビューワー側の設定も変更しないと、サムネール表示までは出来ないことの方が多いんでしょうね。
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